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2016.12.31 |
細い月 |
2016年、
終わろうとしているこの年を、
どんなふうに振り返ろう。
喜びも、悲しみも、
痛みも、やさしさも、
向き合うべきすべての事がらに。
目を瞑ると浮かんでくる風景の先には、
いつも静かに光が射す。
この一年、
植物を通してたくさんの方々と出会えたこと、
一つ一つの繋がりに、
心から感謝いたします。
低い空に見えた細い細い月が、
あまりに綺麗で泣きそうになる。
今年最後の夜に、
今年一番の月を見た。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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2016.12.30 |
ゼロ |
終わりまであなたといたい
それ以外確かな想いがない
ここでしか息ができない
何と引き換えても守り抜かなきゃ
架かる虹の麓にいこう
いつかきっと他に誰もいない場所へ
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2016.12.26 |
祝詞 |
うつくしい声の祝詞。
大好きな人たちとの時間。
一日の余白に。
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2016.12.24 |
灯り |
今考えていることは、
きっと今しか考えない。
明日には、違う灯りを見ていよう。
グレゴリオ聖歌と、カフェモカのシュトーレン。
電話の向こう側、
来年の冬の約束。
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2016.12.23 |
絵 |
目の前に舞い降りた、
素敵な素敵な贈りもの。
あの日の花束と、
球根のお話。
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2016.12.20 |
窓の月 |
12月のお花の日、終了いたしました。
カランセさんにて、
冬の木々のある風景を描いたのは、昨年の12月。
それから月に一度のお花の日は始まり、
ちょうど一年が経ちました。
冬から始まった風景は、
芽吹きの春を迎え、夏を超え、
秋を巡り、また冬となる。
植物の移りゆく姿を共に感じられる時間を、
とても幸せに思っています。
毎月楽しみにお越しくださるたくさんの方々と、
これから出会うだろうたくさんの方々と、
共に風景を描いてくれるカランセさんへ、
心より感謝申し上げます。
次回のお花の日は、1月17日です。
きっと、小さな芽吹きとともに。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
お花の日
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2016.12.19 |
花の日 |
明日は、月に一度のお花の日。
蝋梅の蕾は膨らみ、
寒桜は花開く。
白い花がぽとりと落ちて、
だから椿は美しい。
今年最後の花の日となります。
冬の花々と共に、
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
お花の日
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2016.12.16 |
衝羽根 |
平安のむかし、
少女は、実を摘み
手のひらで、ぽんと遊んだ。
お正月遊びの、起源の実。
森の贈りもの。
長い年月を土の中で過ごした昔々の杉の木と、
その木に根付き、自らを生きるツクバネ。
新年を迎えるための、ささやかなお正月飾りは、
神代杉と、ツクバネのある風景。
12月20日のお花の日より、お求めいただけます。
数に限りがありますため、ご予約も承っております。
詳細は、下記をご覧ください。
お飾りのご予約について
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2016.12.15 |
your amulet |
WELTのゆきんこさんが、
香りのamuletを届けてくださいました。
精油を染み込ませるために二人で選んだ植物は、
アダンの実。
エネルギーに満ちた力強い姿の実は、
香りをまとい、大切に包まれました。
your amuletは、
アトリエにてお求めいただけます。
また、年明けの二月には、
WELTのゆきんこさんにお越しいただいて、
香りのワークショップを予定しています。
植物の香りに包まれた時間を、想いながら。
WELT
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2016.12.13 |
あとがき |
riverbero、終了いたしました。
黒い壁と硝子の瓶。
繊細な緊張感をまとう空間で、
日々変化する植物の姿。
根に在る息づかいに耳を澄ませるみたいな、
薄灯りの下。
冷たさと温もりの境界。
重ねた言葉と感覚は、残響のように木霊する。
冬にして花を想う。
それはまるで、あの日の問いの答えのようで。
RICORDOの東田さん、オーナーの辻野さん、
お越しくださったすべての皆さまに、
心より感謝申し上げます。
12月。
始まりは、あとがきから。
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2016.12.13 |
riverbero |
少しずつ変化し続けた風景は、
本日が最終日となります。
大切な日には、必ず雨が降る。
今日は、終日在廊しております。
riverbero
終わりゆく姿を、ぜひご覧ください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2016.12.9 |
riverbero |
肌寒い夜に、半分の月。
明日は、どんな景色に出会えるだろう。
朝の光と、夜の闇。
終わることも、始まることも、
冬を選んだ意味について。
明日と明後日は、終日在廊いたします。
白い侘助、香りの針葉樹、山のオオイタビ。
百合の根、そして、
新しい植物を連れて。
ひと時の風景を、ぜひご覧ください。
riverbero at RICORDO 2016.12.1〜12.13 12〜19:00
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2016.12.7 |
花入れ |
riverbero
RICORDOさんより、
草花のための硝子瓶と、
水耕栽培のための器をご用意いただきました。
古橋治人さんより、土の花入れを。
ぜひご覧いただきたい、うつくしい姿です。
私は、息を静めて花生けを。
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2016.12.5 |
riverbero |
一つの風景が終わりに向かい、
新しい風景に移ろいゆく。
明日は、15時頃より在廊いたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
riverbero at RICORDO 2016.12.1〜12.13 12〜19:00
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2016.12.2 |
riverbero |
riverbero
二日目が終了いたしました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
植物は日々姿を変え、
終わることも始まりも、静かに教えてくれるのです。
ヤドリギが散り始め、
水仙は、光に向かって咲き始める。
イタビカズラの葉は落ち、
姿を変えてそこに在る。
美しい硝子ビンと、土の器。
明日と明後日は終日在廊しております。
皆さまのお越しをお待ちしております。
riverbero at RICORDO 2016.12.1〜12.13 12〜19時
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2016.11.30 |
riverbero |
RICORDOさんでの展示が、明日より始まります。
12月。
芽吹きも、終わりゆく姿も、
根っこの力強さ、花々の記憶。
植物のうつくしい姿をお楽しみいただけますように。
RICORDOさんより、水耕栽培用の器、硝子の花瓶、
古橋治人さんの花入れなど、
美しい器が並びます。
明日は、終日在廊しております。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
riverbero at RICORDO 2016.12.1〜12.13 12〜19:00
在廊日 12./ 1・3・4・10・11・13
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2012.11.29 |
riverbero |
冬に宿る木。
眠る木、芽吹く花。
小さな始まりに気付き、終わりゆく姿を愛しむ。
植物を想う時、
終わりのようで、本当は始まりかもしれないこの時季を、
とても愛おしく感じている。
12月。
向かう気持ちは、
心いっぱいに、できるだけそのままで。
riverbero at RECORDO
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2016.11.25 |
riverbero |
riverbero
残響、反射、木霊。
言葉を重ね、時間を重ね、
そこに描く風景があります。
植物を想い、
言葉を尊う。
投げかけた問いは、
美しい言葉となり、響くように届きました。
/
12月には、あとがきを読んでいるような気持ちになる。
静けさを振り払うような慌ただしさと喧噪のなか、
ふと、さみしさが背中に手を差し入れてきてひやりとする。
その根っこがどこにあるのかは知覚できないし、
すぐに消える腫れみたいなものだ。
それでもかまわないし、その感触に慰められたりもする。
12月には、まえがきが綴られはじめている。
種子、身体の奥、森深く、水湧く土のなか、
今ここを支え、かたちづくる肝心なことは目に見えない。
始まりの洞穴へは還れない。
できるのは、芯から漂う香りや気配に耳を澄ますこと。
球根の内側には、折りたたまれた花が既に眠っているそうだ。
花のまえがきは未読のまま、終ぞ既読となることはない。
せめて、その予兆のかたちと重さ、手探りを心にとどめよう。
いつかは世界からいなくなる、ひとりのなかにしまわれたまま、
消えてしまう記憶として。
冬にして花を想う。
riverbero at RICORDO
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2016.11.24 |
声 |
ただそこに在るだけで、
ただそこに居るだけで、
ただそれだけでいい。
風とか、光とか、
闇にも、
遠くまで。
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2016.11.24 |
Salon de MATORICARIA a kfleurs |
Salon de MATORICARIA a Kfleurs
終了いたしました。
修道院の中の、小さなエルボリステリア。
たくさんのハーブ瓶が並んだ硝子ケース。
今は、がらんとしたそのケースを眺めています。
ハーブの香り、手織りの布、美しいレメディ。
ブーケを束ねながら、
清らかな香りに包まれた幸せな二日間でした。
マトリカリアは、始まり。
まるでこのことを知っていたかのように、
いつかの私はマトリカリアの花を押し、
その花は、優しく木に包まれました。
澄んだ空気と香りに満ちて、
必要な時に、必要な出会いはあるのだと、
改めて感じることができました。
お越しくださった皆さま、
Junichi Ogawaさん、sitohさん、ficel.さん、いそべさん、くしまさん、
お世話になりましたすべての皆さまへ、
心から感謝いたします。
quiet moon 静かな月に、ありがとう。
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2016.11.22 |
Salom de MATORICARIA |
明日からの二日間、
アトリエが、ハーブに包まれます。
Salon de MATORICARIA
Junichi Ogawa / オリジナルブレンドハーブティー
Sitoh / サシェ
ficel. / ハーブ・レメディ
K fleurs / ブーケ、押し花の額
そこはまるで、
修道院の中の小さなHERBORISTERIE(エリボリステリア)。
Junichi Ogawaさんは、23日と24日、
Sitohさんは、24日に在廊してくださいます。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
Salon de MATORICARIA a Kfleurs
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2016.11.21 |
Herb Remedy |
Herb Remedy
(camomile / mint)
ミントとカモミールに、
植物の霊薬・エリクサーをひとしずく。
あまいおくすりのようなお菓子です。
それぞれのハーブにささやかなことばを添えて。
鎌倉のficel.さんより、
素敵なお菓子が届きます。
ficel.
サロン・ド・マトリカリア
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2016.11.18 |
サシェ |
sitoh・糸十さんによる、手作りのサシェ。
手紡ぎの糸、手織りの布。
包まれたのは、ご自身のお庭で育てられた香り高いハーブ。
十の指の、美しい手仕事。
sitoh・糸十
サロン・ド・マトリカリア
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2016.11.17 |
tea as me |
junichi ogawaさんが、
新月の日にブレンドされたハーブティー。
Tears of fairy、妖精の涙。
Explosion。
and more...
五種類のブレンドの中から選ばれる種類により、
今の自分を知ることができます。
tea as me
junichi ogawa
サロン・ド・マトリカリア
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2016.11.16 |
riverbelo |
12月、
RICORDOさんにて展示をおこないます。
山眠り、静けさを纏った品位、ハリのある透明感。
冬に浮かび上がる植物の魅力。
掌にある植物を通して遠景にあぶり出される自然、
その欠片に触れていただける機会となりますように願います。
K fleursの植物、そこから生み出された造形物。
それらに呼応するよう、
RICORDOさんより花器をご用意くださいます。
動植物の活動が潜み、通奏低温のように響く時季。
植物をコンパスに人と季節の移ろいに思いを馳せる。
その気配、応答に耳を澄ますような風景を映し出せればと思います。
皆さまのご来場をお待ちしております。
riverbelo at RICORDO
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2016.11.15 |
花の日 |
11月のお花の日、終了いたしました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。
枇杷の花、
キササゲは風に吹かれ、
日向水木は彩る。
冬に向かう草花と、
葉を落とした木々の姿。
来月は、冬の真ん中の花を連れて。
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2016.11.14 |
花の日 |
明日は、月に一度のお花の日。
葉を落とした木々と、
冬の始まりの花。
つばきはじめてひらく。
ノササゲは、小さな三日月。
皆さまのお越しをお待ちしております。
お花の日 at カランセ
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2016.11.13 |
卉の詩 |
名前を忘れられた小さな森が在る。
耳を澄ますとかすかに聴こえてくる
どこかなつかしい詩。
草木のすきま。
記憶のどこか。
見え隠れする音符を追って森の深部へ。
卉の詩、終了いたしました。
音、声、人々の気配、
木々は、すべてをまといそこに在る。
歌っているような、卉の記憶。
お越しくださった皆さま、
シノハラさん、スタッフの皆さま、
ご一緒くださった作家の皆さまに、
心から感謝申し上げます。
森の外に
広がる森がある。
小さな森の、物語の続きへ。
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2016.11.12 |
森森と |
森森と、
うつくしい風景。
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2016.11.9 |
ホーリーバジル |
知りたいことを調べていると、
どうしても触れたくなる。
袖口の破れがひどくて、笑ってみる。
薬草のことを考えながら、
土の中を想う。
ロウソクを灯したら、トゥルシーの香りに包まれた。
明日は、髪を切ろう。
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2016.11.7 |
卉の詩 |
名前を思い出した森の日。
repairさん、詩歌さんによる小さな音楽会。
優しい声と、ピアノの音色、トロンボーンの響き。
人々の気配。
全てを包み込む木々。
時々鳴いているようで、何度も振り返る。
素敵な時間に、心から感謝いたします。
卉の詩は、13日まで続きます。
小さな森の最後の日まで、
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2016.11.5 |
Salon de MATORICARIA |
11月23・24日の二日間、
鎌倉のセラピスト、Junichi Ogawaさんをお迎えし、
「サロン・ド・マトリカリア」をオープンいたします。
新月の日にブレンドされたハーブティー。
選ばれるブレンドにより、
今のあなたに必要なテーマがわかります。
24日のみ、Ogawaさんとのセッションにより、
ご自分だけのハーブブレンドをおつくりいただけます。(要予約)
また、鍼灸師のSitoh・糸十さんによる、
手作りのサシェが並びます。
ご自身で紡がれた手織りの布に包まれるのは、
お庭で育てられた香り高いハーブ。
一つ一つ、丁寧な手作業で仕上げられたサシェです。
また、逗子の菓子作家・ficel..さんより、
ハーブを使った焼き菓子も届きます。
私は、ハーブのamuletや押し花の額装を。
そこはまるで、
修道院の中の小さなHERBORISTERIE(エリボリステリア)。
あなたの生活に寄り添うハーブを見つけに、
ぜひ足をお運びください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
Salon de MATORICARIA a Kfleurs
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2016.11.4 |
卉の詩 |
明日は、ギャルリ・キソウの森にて、
repairさん、詩歌さんによる小さな音楽会が開かれます。
訪れた方もまた、森の一部となるような特別な時間。
名前を思い出した森の日。
私は、アトリエの植物をお届けし、
季節の切花、枝もの、蔓などを販売いたします。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
名前を思い出した森の日
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2016.10.29 |
卉 |
一本の木の向こうに、
木々のある風景が広がる。
凛とした空気に、微かに風が吹く。
葉が、はらりと散る瞬間を見た。
明日は、キソウの森へ。
卉の詩 at ギャルリ・キソウ
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2016.10.27 |
一呼吸 |
場所としての在り方を、
考え続けた時間でした。
植物がある場所。
ここに在る植物は、
全て意味があり、ここに存在している。
必要とされる方のために、
必要な方の心へ届けるために、
ここに存在しています。
その一枝、その一輪、
散った一葉でさえ、愛おしい。
植物に寄り添うすべてのものが、
気配を生み出し、
この場所の風景を支えています。
一つ一つが、
かけがえのない大切なもの。
そのことの一片を、
お越しくださった皆さまに、
少しでも感じていただけましたら幸いです。
空間での撮影のみを目的としてのご来店は、
どうぞご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。
草木は美しく花咲き、
朽ちてなお美しい。
ここは、植物が在る場所。
これからも、植物を通して、
美しい風景をお届けできますように。
大きく一つ、呼吸して。
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2016.10.23 |
卉の詩 |
卉の詩、二日目。
森を訪れる方々の気配をまとい、
木々は少しずつ姿を変えながら、作品に寄り添っています。
生まれたての小さな森は、
地中深く、しんと、静かで。
ギャルリ・キソウの森へ、
ぜひお出かけください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2016.10.22 |
春日奥山 |
春日山、原始林の麓。
神と木々に見守られ、
大切な日の花々を。
必要な時に、咲いてくれた花。
必要な時に、届く言葉。
今日もまた、
満開の金木犀に、笑顔でただいまって言う。
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2016.10.21 |
卉の詩 |
映る影は、
その先に広がる風景を描く。
たった一輪の草に、風を見る。
名前を忘れられた小さな森の、
物語の続き。
ギャルリ・キソウに、深い森が生まれました。
森の住人である作家さんたちの手から生まれたものが、
草木と交わり、重なり、
一つの風景となりました。
明日より、ギャルリ・キソウにて、卉の詩(キノウタ)が始まります。
素敵な森に、ぜひお出かけください。
卉の詩 at ギャルリ・キソウ
2016.10.22(sat)〜11.13(sun) 月・火休廊
12:00〜20:00(最終日は18時まで)
尚、11月5日(土)は、出張アトリエを予定しております。
同日、repairさんと詩歌さんによる小さな音楽会が開催されます。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2016.10.18 |
花の日 |
十月のお花の日、終了いたしました。
油ドウダンの木は、高く渓谷のように、
深山ガマズミの枝は、両手を広げるみたいに、
自由に伸びた青ツヅラフジ、
カヤツリ草は、儚くも力強い。
秋の植物は、山の気配をまといながらそこに在る。
十月のお花の日、終了いたしました。
たくさんの方々にお越しいただきまして、ありがとうございました。
月に一度、
この日を楽しみにお越しくださる皆さまにお会いできますこと、
とても嬉しく思っています。
植物を通して、季節の風景を。
十一月の花々を連れて、
来月もまた、たくさんの笑顔に出会えますように。
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2016.10.17 |
お花の日 |
明日は、月に一度のお花の日。
草木は色付き、
花は実となり、
季節は移り変わります。
枝に絡まる蔓竜胆、
葉が落ちた青ツヅラフジ。
実りの秋の植物を、お届けいたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
花の日 at カランセ
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2016.10.16 |
金木犀 |
秋晴れの中、あべの王子みのり市が終了いたしました。
たくさんの出会いと、
学びの多い一日となりました。
お越しくださった皆さま、
お世話になりました実行委員の皆さまに、
心より感謝いたします。
今年もまた、
蕾の金木犀に、笑顔でただいまって言う。
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2016.10.14 |
みのり市 |
明日は、あべの王子みのり市に出店させていただきます。
秋の実りの色々を、お届けいたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2016.10.13 |
声 |
大切な日のために、
心を整える。
神聖な場所で、声を聴く。
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2016,10.11 |
目的 |
香らない金木犀と、
羽化に失敗した蝉。
何かが違っている気がする、秋の日の午後。
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2016.10.9 |
言葉 |
必要な時に、
必要な言葉が届く。
大切なものが、また一つ。
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2016.10.7 |
光 |
真っ暗な空に、
強く光る無数の星々を見た。
手を伸ばすと届いてしまいそうに、
大きく光る星だった。
あの夜の奇跡を、本当は知っていたのだと思う。
闇の中でしか見えない光。
心でしか伝わらない言葉。
涙は、
やさしさでできている。
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2016.10.6 |
卉の詩 |
ある木の日に、その森は生まれました。
名前を忘れられた小さな森。
物語の続きは、深い場所へと静かに続いていくのです。
「卉の詩」
名前を忘れられた小さな森が在る。
耳を澄ますとかすかに聴こえてくるなつかしい詩。
草木のすきま。記憶のどこか。
見え隠れする音符を追って森の深部へ。
作家それぞれの深いところにある秘密の森。
そこでみつけた森のかけらをテーマに、
キソウに特別な森をつくります。
2016.10.22〜11.13
12:00〜20:00 (最終日は18:00まで)
at ギャルリ・キソウ
11/5 (土)は、出張アトリエを予定しております。
また19時より、repairさん、詩歌さんによる、
小さな音楽会「名前を思い出した森の日」が開催されます。
訪れた方もまた森の一部となるような特別な時間。
小さな灯りの中で響く音に身を委ね、
記憶の中の懐かしい森と出会えますように。
皆さまのお越しをお待ちしております。
卉の詩 at ギャルリ・キソウ |
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2016.10.1 |
染み |
背中に回した手が、
髪の先に触れる。
やっと伸びた髪に、触れる。
吐き出した言葉は、夜の闇に染まり、
見えない月に、願いを込めた。
痛いくらい、染みついて。
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2016.9.29 |
金木犀 |
扉を挟むように立つ二本の金木犀が、
アトリエのシンボルツリーとなっている。
時を重ね、しっかりと根を張り、枝葉を広げ、
大きく空へと向かう。
重ねた時間は、尊い。
色、香り、音、気配。
少しずつ変わっていく景色の中、
大切にしたい想いは、今も変わらない。
古い建物の中に静かに佇むアトリエの様子を、
VINTAGE HOME 2 に掲載していただいております。
ある冬の日の、風景の一片。
本が届いた日、金木犀が咲いた。
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2016.9.28 |
穂高 |
大きく、
広く、
深く、
大地も、
空も、
呼吸する。
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2016.9.22 |
マトリカリア |
マトリカリア。
子宮。
始まりのとき。
マトリカリアは、
新しいステージへ進むためのエネルギーが秘められた花。
そう教えてくれたのは、山のスコレー junichi ogawaさん。
11月、
アトリエにて、素敵なイベントを企画しています。
きっと、美しい時間となります。
植物のエネルギーと、光に満ちて。
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2016.9.21 |
卉の詩 |
名前を忘れられた小さな森。
一昨年の木の日、
都会の真ん中に、その森は生まれました。
土のない場所に、森を。
すべての始まりは、ある一枚の写真だったこと。
季節が巡り、
小さな森の木々は、伸びやかに育ち、
少しずつ少しずつ、そこに根付き始めています。
小さな森の、その続き。
ー卉の詩ー
耳を澄ますとかすかに聴こえてくるなつかしい詩。
草木のすきま。
記憶のどこか。
見え隠れする音符を追って森の深部へ。
卉の詩
2016.10.22〜11.13 at ギャルリ・キソウ/ acru
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2016.9.20 |
ケセランパサラン |
美しい声の人は、
流れる涙も美しかった。
ふと目の前に現れた妖精に、
想いが溢れて、言葉にならない。
強い風も、
強い雨も。
綿毛が生まれ出る頃は、
どんな景色を見てるだろう。
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2016.9.15 |
桔梗 |
花がふってくると思う
花がふってくるとおもう
この てのひらにうけとろうとおもう
ー花がふってくると思うー
手の平の中の小さな本が、教えてくれた言葉。
桔梗は、星のように咲く。
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2016,9,13 |
あべの王子みのり市 |
十月、
あべの王子みのり市に、出店させていただきます。
草、木、花、実。
自然界からの贈りものをお届けいたします。
実り豊かな植物の姿を、お楽しみいただけますように。
あべの王子みのり市
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2016.9.9 |
your amulet |
WELTのゆきんこさんが届けてくださった、
香りのamulet。
シャーマンがお守りに使われるというトンカビーンズ、
シダーウッド、月桂樹、ユーカリなどの精油をブレンドした、
力強く、優しい香り。
香りを染み込ませた小さな椰子の実を、
香油の小瓶と共に、
麻袋の中に、大切に包みました。
ゆきんこさんと一緒に選んだ椰子の実は、
amuletに包まれるために、
ここにやってきてくれたのだと思う。
人と、植物。
素敵な出会いと繋がりに、
心がふんわりあったかくなる。
香りのamulet、アトリエにてお求めいただけます。
ぜひ、香りを感じてみてください。
WELT welt11.tumblr.com
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2016.9.8 |
扉 |
お庭の木々が茂りすぎて、
扉が見えない。
野バラの棘が刺さってできた、
掌の小さな血豆が、
なぜかちっとも痛くない。
いろんなものを掻き分けながら歩いていたら、
ちゃんとたどり着くのだから、
だからやっぱり歩いていく。
広い空は、
きっと受け止めてくれると思う。
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2016.9.5 |
霧 |
風のない世界は、
少し生きにくい。
霧の向こうに広がる景色を、
探しながら歩いている。
深呼吸する場所は、
もう決めている。
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2016.9.4 |
やまなし |
大切なものだけを詰め込んだ、
硝子の向こう側。
人と人が繋がり、
言葉は語り継がれ、
物語は続く。
遠い記憶の中の、やまなし。
クラムボンは、笑ったよ。
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2016.9.3 |
月桃 |
月桃の実は弾け、
乾いた今も、微かに澄んだ香りが広がる。
あらゆる可能性を秘めたこの実を、
十の指の美しい方へと託す。
生まれ出る色と、その先へ。
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2016.9.2 |
蔓 |
夏の間、
ぐんぐんと自由に伸びた蔓が、
壁をつたい、屋根に広がる。
どっちに伸びていいかわからない想いは、
太陽とは反対の方へと向かう。
優しい声、
必要な言葉。
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2016.9.1 |
アダン |
何かに守られていて、
何かを守ろうとしている。
鋭利な棘に守られた実の、
力強い佇まい。
何かが動き始めたような、
九月の始まりの日。
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