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2017.7.28
微かに

西洋カンボクの実が、
床一面に散らばっていて、


アオツヅラフジの小さな花は、
青い実へと姿を変える。


嬉しいことも、そうでないことも、


こぼれ落ちた感情を、
一つ一つすくい取る。


花の終わりは、実への始まり。


人知れず咲く微かな花へ、
静かな眼差しを向ける人。


今日という、一日の終わりに。

2017.7.27
木をかこう

葉のない木。

自由な木。

ブルーノ・ムナーリのことを教わったから、
木を描こう。


真っ白な紙に、

新しく、木を描こう。

2017.7.26
われは一つの花を

われは一つの花を慕えど、どの花なるを知らざれば
心悩む。

われはあらゆる花々を眺めて
一つの心臓をさがす。


ハイネの言葉。


木に咲く花を想っていたら、
小さな実が生まれていて、

まだ青いその実は、
熟する時を待っている。

苔を触って、
草を香って、
木々に包まれた幸せな時間。

明日も明後日も、
そんな時が続くといいな。

2017.7.25

その瞳には、

どんなふうに映るのだろう。

光と影と、植物と。

澄んだ瞳の、美しい人。

2017.7.24
見るために

あなたが見ると
世界は凍りつく

打とうとしていた
心臓は止り

風は葉の上で
息絶える

今を失うことを怖れるあまり
あなたは時を
鋭い刃で断ち切る

老いぬ女
枯れぬ花
暮れぬ空
不動の地球

あなたが見ると
世界は不死になる

どこまでが
優しさで
どこからが
残酷か

誰にも
みつめられぬ
メドゥサの瞳

あなたが見ると

世界は
一冊の絵本となる

         「見るために」   谷川俊一郎



あの日の空は、
怖いくらいに真っ暗で、
眩しいくらいに月は光る。


闇があるから光は見えて、
光があるから、今がある。


見るために、今はある。

2017.7.17

夢を見た。


手を握り、
向かう先には光が見える。



歩いても歩いても、たどり着かない場所へ。


息ができないと嘆くから、

吹く風が見えなくて、

走らないで、

止まらないで、


この世に生まれ出た意味と、

答えを求めようとする愚かさと。


真っ白な花は、
透明な世界に咲いていて、

摘んでもいいよって、君が云う。


目覚めたら、全部話そう。

2017.7.13
安曇野

木々は揺れ、
光は踊る。


ニッコウキスゲは一面に咲き、
青い空は果てしなく広い。



大いなる自然の、美しさ。

優しくて、時にこわくて。



人もまた自然の一部なのだと、
大きな流れに身を委ね、
ただひたすらに、今を生きる。


いつかを信じて、今を生きる。


私たちは、木々に包まれている。

2017.7.13
蓼科ハーバルノート

大きな白樺の木。

木漏れ日の下。

冬菩提樹に、出会えた場所。

2017.7.8
木々のコラパルテ

とどまるべきか、
舞うべきか、

いつかの花を思い浮かべ

待ち人の元へと
木を宿す

   「宿り木」    谷口 有佳


木々のコラパルテ、終了いたしました。

山から下りてきた木々たちは、
美しい旋律に包まれながら、
歌うように、
笑うように、
舞台を彩ってくれました。


夏の宿り木、
大きなハシバミの木、
枝垂れる松房。



優しいだけじゃない、強さ。

嬉しいだけじゃない、痛み。

願うことも、
祈ることも、
どうしようもない不安も、
迷いも、

木々はすべてを包むから。



音楽と人、そして植物。
すべてが共鳴する特別な時間となりました。

お声をかけてくださったrepairのお二人と、
ご一緒してくださったトウヤマタケオさん、雲州堂の小谷さん、
ご参加くださったすべての皆さまへ、
心より感謝申し上げます。


うつくしい満月の夜に。

2017.7.6
木々のコラパルテ

共に生きる。

共に生きた、証。


宿られた木は腫れていて、
宿った木は、痕跡を残す。

宿り木のあと。


repairさん作曲による「宿り木」は、
神秘に満ちた美しい旋律。



木々のコラパルテ。

植物と人、そして音がまるでユニゾンするかのように、
空間そのものを楽しんでいただける音楽会です。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


木々のコラパルテ at 雲州堂  2017.7.8  

演奏  repair ・トウヤマタケオ

装飾  K fleurs

2017.7.1
霞草

立ち枯れのカスミ草を、

両手いっぱいに抱えて、

掻き分けて、

掻き分けて、


前だけを見て、

光に向かう。

2017.6.24
存る日

雨が降らない六月。

金木犀のトンネルが、光に満ちる。


生きにくい世界を、懸命に生きて、

生けた一輪に、光が重なる。


黙っていることが真実だとして、

誰のものでもない一日が、

当たり前のように過ぎていく。


存在は、静かで。

2017.6.20
笹百合

お花の日、終了いたしました。

最後の一日、たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。

冬の木々のある風景から始まった、お花の日。


一輪を選びに、
季節の風景に会いに、
月に一度、
たくさんの方々と出会うことができました。


花一輪、木一枝。

木々の香り、静かな家具。

いけること。


一つの風景の終わりに、笹百合は凛と咲く。



惜しむ声、励ましのお言葉、
いただいた想いを大切に、
これからも、植物と向き合う日々は続きます。


お花の日を発案し、
迎えてくださったカランセの尾崎さん、
お越しくださったすべての皆さまへ、心から感謝申し上げます。


木々のある風景は、きっと新しい場所へと繋がります。

2017.6.19
お花の日

雨の降らない六月。

山の紫陽花は小さくて、
笹百合は、凛と咲く。


明日は、六月のお花の日です。

木々の緑は色濃く、
初夏の花々は華やかで、

最後の一日を、ぜひお楽しみいただけますように。

皆さまのお越しをお待ちしております。


お花の日

2017.6.12
木々のコラパルテ

美しい旋律が、木々に宿る。


音を受け取ったから、


今度は木々に想いを乗せよう。


木々のコラパルテ

2017.6.8
お花の日

カランセさんにて、
月に一度のお花の日を始めて、一年半となりました。

冬に始まった花の日は、
木々が芽吹き始めるみたいに、
少しずつ、たくさんの方々にお越しいただけるようになりました。


巡る季節をたどりながら、
花々は移ろい、
木々は姿を変える。


毎月楽しみにお越しくださる方がいて、
毎月季節の木々や草花をお届けできることが、とても楽しみでした。


この度、カランセさんの店舗移転のため、
お花の日は、今月をもちまして終了とさせていただきます。


大好きな笹百合を連れて、
六月の紫陽花を連れて、
いつもみたいに木々をたくさん抱えて、

最後のお花の日は、6月20日となります。

感謝の気持ちを込めまして、

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


一本の木が、一輪の花が、
伝えられること。


木々のある風景は、
新しい場所へと、きっと繋がっていきます。


カランセ   花の日 2017.6.20(火) 11:00〜19:00

2017.6.6
木々のコラパルテ

木々の声をおいかけて

たぐりよせる 大地の記憶



「木々のコラパルテ」と題した音楽会。

植物と人、そして音。


音楽と木々の声に耳を傾け、

すべてが共鳴する、
初夏の鈴かな夜をお過ごしいただけますように。


トウヤマタケオ 

repair 

K fleurs



木々のコラパルテ at 雲州堂  2017.7.8 sat  19:30〜 

2017.5.28
ノラニンジン

あの日摘んだ、小さな花。


植物は、行くべき人のところへと行く。


行くべき場所は、必要な人を呼ぶ。

2017.5.27
勿忘草

山から下りてきた、小さな小さな忘れな草。


今日で七年。

明日からは、八年目が始まる。


どんな一年になるだろう。

どんなこれからにしていこう。

2017.5.23
Herb

糸のように、

線のように、


暗闇に、小さな光を。

2017.5.20
ドクダミ草
差し出された手を、しっかりと握りしめる。


始まりの月。

アトリエのドクダミ草が、一斉に咲き始めた。


摘んだ一輪を、生ける。

あらゆることの、想いを溜めて。
2017.5.16
大山レンゲ

五月のお花の日、終了いたしました。

朝、ふっくらと膨らみ始めた蕾は、
午後の光でゆっくりとほどけて、
夕方、真っ白な花を咲かせていた。

甘い香りに包まれた一日。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。


大山レンゲ。

うつくしい花。


次回のお花の日は、6月20日です。

笹百合と、山紫陽花が咲く頃に。

2017.5.15
お花の日

明日は、五月のお花の日です。

新緑の木々、
花の蕾、花のあと。

桐の花は紫、
黄色いジャケツイバラ、
真っ白な芍薬。


大山レンゲは、うつむいて咲く白い花。

大切な花を、お届けします。


皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。


花の日 at カランセ

2017.5.9
お知らせ

母の日のご注文は、
締め切りとさせていただきます。

ご予約くださった皆さま、ありがとうございました。

母の日に、心を込めて束ねます。


尚、13日と14日は、
店頭での花束のご注文はお受けできませんので、
どうぞご了承ください。

また、12日(金)は仕入れのため12時からのオープンとなります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2017.5.8
森を生ける

森を生ける、終了いたしました。

移ろう風景に、たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。


篠山の地でいただいた大きな一枝、

堀り起こされた根、

静かに押した草花は、楓の木に包まれる。

摘んだ草、

絡まる蔓、


息を静めて、森を生ける。


お越しくださった皆さま、
colissimoの前中さんご夫妻、カワタ製菓店のお二人と、
支えてくださったすべての皆さまへ、
心より感謝申し上げます。


緑うつくしい篠山にて。

2017.5.7
森を生ける

昨日は、湿気を含んでしっとりとした一日となりました。

雨のあと、篠山の緑は色濃く映り、
窓の外には美しい風景が広がります。

柔らかな陽射しに包まれた今朝、

山々には藤の花が咲き、新緑に彩りを添えています。



森を生ける。

本日最終日となります。

生けた木々と草花、
想いを込めた押し花の額装、

ぜひ見ていただきたい風景です。

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。


森を生ける  at colissimo

2017.5.5
森のカケラ

出張カワタ製菓店、
たくさんの方々にお越しいただきましてありがとうございました。

森が香る美しいお菓子。

ぜひ皆さまにも感じていただきたいです。

お菓子は、6日と7日にもお召し上がりいただけます。




セミフレッド、森のカケラ

「森を生ける」

生けるものを、生ける。

美しい自然に囲まれた篠山の地で、
あえて‘生ける‘という今回の展示。

展示のイメージの共有の為、一緒に篠山に訪れたのは三月の後半。
お昼頃でも少し寒さが残る季節でした。
山に入るとまだ冬眠から覚めていないのか、
枝や土、枯葉はとても静かで、
それでいて春を間近に動き始めようとしている、
森の‘生‘を感じました。

その残像や記憶から、
今回の展示に寄り添うお菓子をお作りいたしました。


カワタ製菓店  田村 亜沙子

2017.5.4
森を生ける
生けた木々は、
花が終わり、芽吹き始め、
日々姿を変えている。

少し伸びて、太陽に向かい、
萎れたり、朽ちたり、
生きているからこそ。


吊り花、木通、藤、ズミの木。

明日も、五月の花々を。


森を生ける、展示は7日までとなります。


明日5日は、カワタ製菓店のお二人による出張カワタ製菓店。

展示に寄り添うお菓子と、珈琲をご用意くださいます。
尚、6日と7日はお菓子のみの販売となります。


緑美しい篠山にて、皆さまのお越しをお待ちしております。


森を生ける  at  colissimo
2017.5.3
母の日のご注文について

5月14日は、母の日です。

花束などのご注文の受付けは、5月9日までとなります。


詳細につきましては、下記をご覧ください。

皆さまのご注文をお待ちしております。


母の日のご注文について

2017.5.3

楓の木は、
ほんの少し光って見えて、

白く光るその木は、草花を優しく包む。


鳥の巣という名の、針のない剣山。

しなやかに形を変えて、
草花を優しく包む。


まるでそこに木が立っているかのように、
木々を支える鉄の線。


森を生ける。

その風景を支える、一つ一つ。


額装、剣山、花器  デザイン・製作 /  カランセ

2017.5.2
ベルテーンの日

Beltane of spring  2017.4.30

山のスコレーへ、
ベルテーンの祝いのための草花やハーブをお届けしました。

自然や精霊、春の女神たちの力を借りて、
新しい私を迎え入れるためのイニシエーション、通過儀式。

里見さんの唄と、
ficel.さんのお菓子のインスタレーション、
木原佐知子さんのデザイン。

たくさんの草花とハーブに包まれた、美しい風景。


自然と精霊と女神に、感謝を込めて。



山のスコレー Junichi Ogawa

2017.4.30
森を生ける

森を生ける、
四日目が終了いたしました。

たくさんの方々にご覧いただけて、本当に嬉しいです。


木々に包まれている。

草花を抱き締める。


日々感じていることは、
何でもないことかもしれなくて、
何でもないことに、ただ想いを注ぐ。



花は、切って生けてこそ花に成る。

かつて古人はそう言って、

まだ十代だった頃の私は、
初めて握った鋏の重さを感じることさえ知らなかった。



森を歩きながら、大きな木の幹に触れる。

冷たいのは、生きているから。

そう教えてもらった時から、
木の冷たさに安心を覚える。


風が葉を揺らし、散った葉を拾う。

足もとに小さな花を見つけて、
そっと摘んで紙に包む。



生きるために森を育てる人がいて、

生きるために森に入る人がいる。


やがて枯れていく花の、命のしるし。



森を生ける。

展示は、5月5日、6日、7日までとなります。

新緑の木々に抱かれた篠山にて、
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


森を生ける  at colissimo

2017.4.29
青もみじ

大山崎、天王山の麓で、青いもみじに包まれる。


聴竹居、新緑を愛でる会。

お立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました。

紅葉の頃、またお会いできますように。

2017.4.24
葛城山

一面に広がるカタクリの花。

うつむいて咲く姿を、見上げる。


一瞬を、すくい取る。

2017.4.21
森を生ける

ナラの木の一枝は、
大きく両手を広げ、空間を包み込む。

楓の木は、
花一輪を、優しく包む。


たった一本が、
たった一輪が、
風景を呼ぶ。


森を生ける。

篠山のcolissimoさんにて、明日より始まります。


日時 2017年4月22日、23日、29日、30日、5月5日、6日、7日
11:30〜18:00

私は、4月30日、5月5日、6日、7日に在廊いたします。


また、5月5日、6日、7日は、

カワタ製菓店さんが、展示に寄り添うケーキをご用意くださいます。

5月5日は、カワタ製菓店のお二人にお越しいただいて、
「森を生ける」をイメージしたケーキと
珈琲をお召し上がりいただきます。



新緑の美しい篠山にて、
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


森を生ける  at colissimo

2017.4.19
森を生ける

たった一本の木が風を呼び、
たった一輪の花に光を見る。

森に生き、植物は呼吸する。

手折ることの痛みと、
痛いほどの愛おしさ。

木なるもの。
花なるもの。

自然が生み出す植物の美しい姿。

その一瞬をすくい取る。


森を、生ける。


「森を生ける」  at colissimo

2017.4.18
花の日

四月のお花の日、終了いたしました。

色鮮やかな春の色と、爽やかな芽吹き。

ひと月前とは、まるで違う世界。

花咲く前の一人静。

足もとの二輪草。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

次回のお花の日は、5月16日です。

新緑の季節に、またお会いできますように。

2017.4.17
花の日

明日は、四月のお花の日です。

山のツツジはピンク色。
黄色い
ダンコウバイ

色とりどりの花々が咲き始め、
賑やかな季節となりました。


一人静、

二輪草。


皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。


お花の日 at カランセ

2017.4.17
Beltain of spring

春が深まる頃、
山のスコレーにて夏の女神を迎える、
「ベルテーンの祝い」が静かにひらかれます。


ヨーロッパ・ケルト族に古くから伝わる、
美しいイニシエーション(通過儀礼)の儀式。


鎌倉の美しい場所へ、
女神をお迎えするための花々を、
心を込めて贈ります。


Song of player / satomi

Installation of desserts / O/ficel.

Flower & Herb / Kfleurs

Design / Sachiko Kihara

Initiation / Junichi Ogawa


Beltain of spring  -Initiation Live & Installation-

2017.4.16
STILL LIFE

STILL LIFE、終了いたしました。


あの山のシロモジは、
空間の気配をまとい、
ゆっくりと芽吹き、花開き、
揺れている。


STILL LIFE

うつわと花のある風景。

今日、静かに終わりを迎えた一枝は、
今もなお生き続ける。


共に風景をつくってくださったorumina kilm 美奈子さん、
410のかなこさん、寺坂さん、
tsuzuruさん、ANYTIAさん、

お越しくださったたくさんの皆さまに、
心から感謝申し上げます。

2017.4.12
STILL LIFE

STILL LIFE、連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
ありがとうございます。

木々に芽吹く若葉は、
人々の気配と光をまといながら、日々成長を続けています。



昨日は、花とうつわの時間にご参加くださいました皆さま、

ありがとうございました。

摘んだ花を一輪、うつわにいけること。

手折った一枝の向こうに、風景が見えること。

ご参加くださった皆さまとの、
愉しい花とうつわの時間でした。


明日は、tsuzuruさんによるお菓子の出張販売があります。

また、店内の小さな喫茶スペースにて、
tsuzuruさんのビクトリアンケーキと、
ANITYAさんのハーブティーをお召し上がりいただけます。

花とうつわのある風景と共に、ぜひお楽しみください。


皆さまのお越しをお待ちしております。

2017.4.10
STILL LIFE

STILL LIFE、二日目が終了いたしました。

木々は次々と芽吹き、
花は一斉に咲き始めました。

日々変わりゆく風景を、ぜひお楽しみください。


尚、明日は13時から15時まで、
二階のギャラリースペースにて、ワークショップを行っております。

その間展示の配置を変えてご覧いただくこととなりますが、
どうぞご了承ください。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

2017.4.8
STILL LIFE

STILL LIFE、本日より始まりました。

あの山のシロモジが芽吹き始め、
美奈さんのうつわは、うつくしく在ります。


雨の日の、静かな始まり。


tsuzuruさんより、
植物の種のようなプラリネ、「Pot de noyau 種のポット」、


ANITYAさんより、ハーブティー「Prayer 春の祈り」、

展示に寄せておつくりいただきましたお菓子とハーブティー、
本日より販売しております。 (売切れ次第終了)


尚、13日(木)はtsuzuruさんにお越しいただいて、
小さな喫茶を開催いたします。


410に広がるうつわと植物のある風景を、ぜひお楽しみください。
皆さまのお越しをお待ちしております。


STILL LIFE

2017.4.4
半月

見上げた空には、半分の月。


喜びも、悲しみも、

痛みも、未来も、


全部半分こにできたらいいな。

2017.4.1
花とうつわ

四月の花々は、
エネルギーに満ちていて、
静かに光を放っている。

受け留めるうつわの美しさ。


どんな感覚も、
どんな感情も、
受け入れること。


STILL LIFE  at 410

2017.4.1
お知らせ

4月3日(月)・4日(火)は、
仕入れと生け込みのため、12時からのオープンとなります。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2017.3.31
白文字

あの山のシロモジが、今ここに花開く。

エネルギーに満ちた小さなそれは、
向かうべき場所へと繋がっている。


STILL LIFE
今もなお、生き続ける。


生きること。

生きていること。

生き続けること。


大切な日には、雨が降る。



STILL LIFE

2017.3.30
きざはし

言葉に迷っていたら、

ふと差し出された、きざはし。


水面に浮かぶ月の階段を、

上るのも、下るのも、

知っているのは見えない月だけ。

2017.3.28
森を生ける

たった一本の木が風を呼び、
たった一輪の花に光を見る。

森に生き、植物は呼吸する。

手折ることの痛みと、
痛いほどの愛おしさ。

木なるもの。
花なるもの。

自然が生み出す植物の美しい姿、

その一瞬をすくい取る。


森を、生ける。


「森を生ける」 at colissimo

2017.3.28

握りしめた手が、
まだ冷たくて、悲しくなる。

もう咲かないかもしれない花の、
左側。


手放した感情は、
戻ることはないけれど、

伝わらない言葉の意味が、
遠い空へと届けばいい。


遠回りして、届けばいい。

2018.3.25
花とうつわの時間

山に抱かれた場所で、
陶と向き合う人。

oruminakiln 美奈子さんのアトリエを訪れた日。

そこから生まれ出る作品に込められた、
何か想いの一片を感じ、一瞬動けなくなった。

鳥の声、風の音、木の香り。


植物に寄り添ううつわ、
自然の恵みをいただく日常のうつわ。

山からいただいた一枝を、
摘んだ草花を、うつわに生ける。


お好きなうつわと花をお選びいただき、
植物の声に耳を澄ませながら、
oruminakiln 美奈子さん、Kfleursと共に、
うつわと花に向きあう時間を過ごしませんか。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


花とうつわの時間  

2017年4月11日(火) 13〜15時 

料金 五千円
    (うつわ、花、Tsuzuruさんのお菓子、ハーブティー付)


場所 410 二階

予約先  aloha410@gmail.com


STILL LIFE
 

2017.3.24
君影草

言葉は無力で、

悲しいくらいに無力で、

だからただ、そこにいよう。



何も語らず咲いている、
真っ白な花のように。

2017.3.21
お花の日

見上げた白い花は、
終わりに向かい始めていた。

少しずつ、でも急速に。

エネルギーに満ちた木々は、
ゆっくりと時間をかけて花を咲かせ、

美しく咲いた花々は、
散り際を惜しむことなく次へと向かう。


はじまりのための、終わり。

向かう先は、光在る場所。


今を、生きる。


三月のお花の日にお越しくださった皆さま、
ありがとうございました。

次回は、4月18日となります。
春の光に満ちた花々をお届けいたします。

2017.3.20
お花の日

明日は、三月のお花の日。

ひと月前の田虫葉は満開となり、
白木蓮は、咲き始めました。


真っ白な花のうつくしさ。


ぜひ見ていただきたい花々です。

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。


花の日 at カランセ

2017.3.20
Ceremony of Eve

Ceremony of Eve

髪を切る。

手放すことで、新しい一日がはじまる。


始まりのための、終わり。

これからのわたし。

光射す、扉の向こう側へ。


はじまりの一日、
祝福の儀式にご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。


イヴの涙、
祝福のたまご、
あなたへの花束。


きらきらと、光に満ちたはじまりの日。

あたらしいあなたへ、心からの祝福を。


410かなこさん、ficel.さちこさん、Junichi Ogawaさんに、
心より感謝いたします。

2017.3.18
祝福のたまご

ficel.さんより、
Ceremony of Eveのための祝福のお菓子が届きます。


Joyeuses Paques !

Paquesは、フランス語で復活祭のことです。
キリストの復活とともに、
冬から春へと切り替わるお祝いをします。

卵は生命の誕生を意味し、死と再生を象徴します。
永く静かにあたためていた卵が、
この日ようやく孵ります。

あたらしいはじまり、おめでとう!


ficel.

Tears of Eve

セラピスト Junichi Ogawaさんより、
Ceremony of Eveのためのハーブブレンドが届いています。

Tears of Eve イヴの涙

ヤハウェが創造した最初の女性、
イヴの流した涙をイメージしたこのブレンドは、
罪の赦し、女性性の解放、愛の創造がテーマです。

赦しのハーブであるブルーマローやアップル、
愛のハーブ・ベルベーヌやストロベリーリーフ、
アメリカの旅で出会ったレッドクローバーなど、7種のブレンド。
最後に満月の日の月光浴。
フルムーンエッセンスを込めました。

そんなイヴの涙は、あなたの魂を赦し、
愛の力によってあなたを生まれ変わらせてくれます。

Junichi Ogawa


Ceremony of Eve

2017.3.15
お知らせ

3月17日(金)は、
午前中仕入れのため13時からのオープンとなります。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


また、4月は展示や出店などが続くため、
アトリエのオープン日が大変少なくなっております。
展示会場や、出店先にてお会いできましたら幸いです。


4月8〜16日    STILL LIFE  at 410

4月18日       お花の日 at カランセ

5月5・6・7日    森を生ける at colissimo
(展示のみ4月22・23・29・30日) 


4月29日       聴竹居 新緑を愛でる会 at コトハコ

2017.3.14
STILL LIFE

静かに眠る冬の木々が、
春を前に芽吹き始める。

山からいただいた一枝は、
その美しさを際立たせながら、ここに存在し続ける。


STILL LIFE=静物画。

今もなお、生き続ける。


冬から春へと移りゆく季節。

植物に寄り添ううつわ、
自然の恵みをいただく日常のうつわ。


美しいうつわと、植物を想う時間をお楽しみください。


うつわ  oruminakiln  櫻井 美奈子

植物   K fleurs        杉江 薫


STILL LIFE   at410 2017.4.8(sat)〜4.16(sun) 12〜18:00

2017.3.12
ナズナ

見上げた先の線。

過去でもなく、
未来でもなく、
今。

摘んだ草。

桃の開花と、
木蓮の蕾の先。


心がざわざわするのは、

きっと満月のせい。

2017.3.9
花束

扉の向こうに広がる景色を、
一緒に見ようと約束した日。


新しいあなたへ。


心を込めて、


祝福の日の花束を。


Ceremony of Eve

2017.3.7
始まりの日

白く、光射す方へ。

新しい始まりの日に。


Ceremony of Eve

2017.3.5
Ceremony of Eve

新しいあなたへの、祝福の儀式。


髪を切る。


手放すことで、新しい一日が始まる。

始まりのための、終わり。


これからのわたし。


Like a woman Eve of begining.


光ある方へ...



Ceremony of Eve  at kfleurs 3.20 mon

ご予約は、410メールにて承ります。  aloha410@gmail.com

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

2017.2.27

木々に導かれて、たどり着いた場所。


白って、光。

2017.2.26
お知らせ

3月3日(金)は、午前中仕入れのため、
12時からのオープンとなります。

また、3月のオープン日に変更がありますのでご確認ください。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2017.2.21
花の日

風を受けた木蓮の木と、

真っ直ぐに立つチューリップ。


まだ寒い二月のお花の日に、
たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。


固い蕾の木蓮は、
少しずつ時間をかけて、ゆっくりゆっくり解けていきます。

重い扉を開けるみたいに、

自分自身を開放していくように、

いつの日か、真っ白な花を咲かせるのです。


木蓮の木が教えてくれたこと、
きっと届きますように。



次回のお花の日は、3月21日です。

終わりと、始まりの季節へ。

2017.2.20
花の日

山の木蓮は、
掌をかざすみたいに、空へと向かう。


明日は、二月のお花の日。

白木蓮の木は、たくさんの蕾をつけました。

少しずつ春へと向かう木々と花々。



皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


お花の日 at  カランセ

2017.2.13
沈む香りの実験室

weltのゆきんこさんによる、沈む香りの実験室。


植物の神聖な香りに包まれながら、
特別な一日となりました。



目を閉じて、心を開いて、感覚の導く方へ。


選ばれた香りは、
今の自分に必要なもの。


乾燥したハーブは、
精油の中で、美しく生まれ変わる。


人も、
植物も、うつくしい。


植物の香りの素晴らしさを届けてくれたweltゆきんこさん、

心に染み入る素敵なデザートをつくってくれた、
peaceful spaceのさかたさん、


ご参加くださった皆さま、
本当にありがとうございました。


真ん丸な月が、夜の空で笑って見えた。

2017.2.10

外は真っ白な雪が舞い、

真っ白な花は、終わりに向かう。


差し出された白い紙と、透明な気配。

草の冠に守られて、
木々に包まれて、


気付くことができた時、

またここから始めよう。


明日は、雪が積もるかな。

2017.2.8
水仙

寄り添って咲く二輪の水仙が、

立ったまま朽ちてゆく。


一部でなく、すべて。

2017.2.2

光が笑っているみたいな日。


どんな時にも、どんな場所でも、
木に包まれていることの幸せ。


流れて、

流れて、

静かに風が吹きますように。

2017.2.1

大丈夫、って言葉は、


まるで魔法みたい。

2017.1.31

メトロノームが、
遠い場所で音を刻む。


聴こえているのは、音のような声。


太陽を遠目に、月を生きる。


寄り添う理由、

見上げる理由。

2017.1.29
お知らせ

1月31日(火)は、
午前中生け込みのため、12時からのオープンとなりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。


また、先週は体調不良により、
急なお休みをいただくことになってしまいました。
直前のお知らせによりご迷惑をおかけしてしまいましたこと、
心よりお詫び申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2017.1.28

何かに突き動かされているような感覚と、

闇から見える小さな光。


風が少し暖かく感じた日に、
かすれた声が届く。


もっと、もっと先に。

2017.1.23
定点

カワタ製菓店一周年イベント、
定点 teiten、終了いたしました。

お店を始められる前のお二人が、
この場所を想いながら丁寧に植物を選ばれている姿が、
今も鮮明に思い出されます。


たくさんの方々が集い、繋がる、
うつくしい場所。


定点。


しつらえた植物たちは、
人々の気配に包まれ、光をまとい、
驚くほどの速さで芽吹いていました。

植物のもつ感情が見えた日。


大切な節目の時にお声をかけていただきましたこと、
心から感謝いたします。

カワタ製菓店のお二人と、
この度ご一緒させていただきました素敵な作家の皆さま、
お運びくださったすべての皆さまへ、

本当にありがとうございました。

2017.1.23
お知らせ

都合により、明日1月26日(木)はお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

尚、27日(金)は仕入れのため、13時からのオープンとなります。
色々と急な変更が続き、
大変ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

2017.1.21
お知らせ

体調不良によりまして、
1月21日(土)はお休みさせていただきます。

急なお知らせとなってしまい、
予定してくださっていた皆さまには、
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

2017.1.19
始まりの日

自由に伸び過ぎていたツツジの木を、
少し切ったら扉が見えた。


金木犀と月桂樹、
ツツジの木が立つこの場所から。

2017.1.19
球根

ムスカリの花が顔を出し、
根の神秘に触れる。


あの日のブーケと、球根のお話。


イケダユーコさんが描く絵の、
素敵なレターセットが届きました。


わたしたちも 球根のよに

2017.1.18
定点

眠っていた木々が静かに芽吹いていた。

人の気配、
音と香り、
陶と蝋燭、
古いものと布。

すべてをまとった植物の息づかい。

白い侘助が咲くお庭。


たくさんの人々が訪れる、美しい場所。


定点。

カワタ製菓店さんでの一周年イベントは、21日までとなります。

素敵な空間へ、ぜひお出かけください。

2017.1.17
シンシア

一月のお花の日、終了いたしました。

寒い中お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

一年が巡り、
植物もまた巡る。

一年前のミツマタのこと、
あの日のチューリップ。

今にも芽吹きそうな冬の木々は、
そのままの姿でそこに立つ。


変わらないものと、通り過ぎたこと。

必要なことだけを胸に留め、また冬から始めよう。


二月は、大好きな木蓮を連れて。

2017.1.16
花の日

明日は、今年初めてのお花の日。


微かな芽吹きをまとった冬の木々と、
雪柳の自由な線。


蝋梅の甘い香りと、赤い椿。


小さな小さなシンシア。


皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


花の日 at  カランセ

2017.1.16
沈む香りの実験室

二月のアトリエにて、
Weltのゆきんこさんによる香りのワークショップを開催いたします。


草花の香油をつくる。

花の悦び、樹々の涙。

Insennse(インセンス:沈みゆく感覚と芳香)


香りへの繊細な感覚を開き、
植物の声に耳を傾け、
温かな時間となりますように。


皆さまのご参加をお待ちしております。


沈む香りの実験室

2017.1.14
定点

カワタ製菓店さんにて、
一周年のイベント「定点」が、明日より始まります。


陶と布、
古いものと蝋燭。

芽吹きを秘めた冬の木々。

人びとが集う場所。


それぞれの感性が交わり、美しい風景が生まれました。


素敵な時間へ、ぜひお出かけください。




Art de V. / 洋服、布 

antiquus days / 古道具 

orumina kiln / 陶器 

rintohitsuji / キャンドル

K fleurs / 植物  


2017.1.15〜21   11:00〜18:00 

カワタ製菓店  吹田市昭和町6-8

2017.1.10
春日

きらきらと、包まれる場所。


またここに来られてよかった。


必要な時に、必要な場所へ。

2017.1.6
雪柳

だから、雪柳を選んだ。


自分に正直でいることは、
苦しいけれど美しい。

自分に正直でいられないことも、
悲しいくらいに美しい。


いつかの言葉が、ふと浮かぶ。


遠い山の頂が、白く染まっているのを見た。

2017.1.5
定点

吹田のカワタ製菓店さんが、
1月17日に一周年を迎えられます。

定点。

これまでと、これからと。

素敵な方々とともに、イベントに参加させていただきます。
少しずつ、しっかりと根付いていくその場所に、
心を込めて植物を。


定点 ーteitenー 


Art de V. / 洋服、布 

antiquus days / 古道具 

orumina kiln / 陶器 

K fleurs / 植物  


2017.1.15〜21   11:00〜18:00 

カワタ製菓店  吹田市昭和町6-8

2017.1.5
蝋梅

空色の場所には、ダンコウ梅。

明日の場所には、ロウバイを。

それぞれの風景に、木を添える。


黄色い花の、甘い香り。



心の真ん中に立つ一本の木は、
今も揺らぐことはない。

2017.1.3
雪柳

向き合うべき事がらに、
本当に向き合えているのか。

自分に問うてみても、答えは曖昧なまま。


写真の向こう側に見える気配の、
その一片を確かめるみたいに、ページをめくる。


丁寧に綴られた本の、
たった一つのテーマについて。


あの日の雪柳が、美しく咲いていた。


静かに終わりに向かっていた花の、
あまりにうつくしい姿だった。


PERSPECTIVE   from an oblique 01    studio-kawata   

2017.1.2

人はかつて樹だったと、その人は言い、

そうだといいなと、私は思う。


一日が、はじまる。

ここに立ち尽くす私たちを、
世界が愛してくれますように。


大切な人のことばを、
もう一度握りしめる。

2017.1.1
初めに

新年あけましておめでとうございます。


扉を開けると、
昨日とは違う世界が広がって見えた。

ほんの数時間前とは、まるで違う世界。


細い月を見て、
心の中を見て、
受け止めることができた時、
必要なものだけが、浮かんで見えた。


私には、選ぶことができる。

頭の中に浮かんで見えた美しい世界は、
もう目の前に広がっている。

大きな空が地に触れ、
見えない境界線を知る。


世界の一日が、始まる日。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。