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2015.12.31 |
光 |
今年最後のお仕事を終え、
ゆらゆらとした灯りの中にいる。
いろんなことがあった一年だった。
良いことも、そうでないことも、
すべてをまとって今がある。
摘んだ命を想い、
人の命を想う。
始まりと、終わり。
儚くも美しい事がらと、
これからも向き合っていく。
今年も、たくさんの方々と出会い、
たくさんの繋がりをいただきました。
本当にありがとうございます。
その一つ一つを大切に、
これからも学び続けます。
小さな種が、
静かに芽吹き、
いつか光に向かいますように。
皆さま、どうぞ良い年をお迎えください。
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2015.12.26 |
きらきら |
ヤマノイモの蔓を、お正月のお飾りに。
きらきらと、
新しい年を迎えられますよう、
心を込めて束ねます。
2015年も、あともう少し。
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2015.12.25 |
灯り |
蝋燭の灯りが静かに揺れて、
ヒマラヤ杉の実がはぜた。
これから真冬に向かうのに、
ほんの少し日は長くなり、
木々は芽吹き、
寒桜は咲く。
まんまるな月が照らす方へ、
ゆっくりと、
歩いて帰ろう。
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2015.12.22 |
朝 |
遠い場所から届いたメッセージに、光が見えた。
きっと、大丈夫。
生も、死も、始まりも、終わりも、
そのすべてが、儚くて美しい。
誰かの心の中にいられる幸せと、
柔らかな朝の時間。
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2015.12.20 |
タッセル |
色とリズムさんより、
草木染めのお守りタッセルが届きました。
古くから、神様と繋がる神聖な植物とされてきた麻。
魔除けの染料ログウッドと夜叉五倍子で、
深みのあるお色に染まっています。
見上げた空には、半分の月。
糸と糸が繋がる先へ。
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2015.12.18 |
夾竹桃 |
力強い根っこに支えられ、
今も光に向かって伸びている。
迷っても、間違えても、
どんなに遠回りをしても、
行くべき場所は、決まっているのだと思う。
手の平の中の宇宙は、
どんな景色を見せてくれるだろう。
美しい硝子の世界。
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2015.12.16 |
終わりに |
人が人であるように、
木は木であり続ける。
喜びも、悲しみも、
そのすべてを受け止め、
木々はそこに佇む。
冬の木々のある風景、終了いたしました。
連日たくさんの方々にお運びいただきまして、
本当にありがとうございました。
想いがカタチになり、
見たかった景色が目の前に広がり、
木々に囲まれた、幸せな時間を過ごすことができました。
お越しくださった皆さまが、風景の一部となり、
宝物のようなお言葉をたくさんいただきましたこと、
とても嬉しく思っています。
そこに横たわる大きな木は、
今もきっと静かで。
木について言葉を重ね、
共に風景をつくってくれたカランセさん、
いつも温かく見守ってくださるすべての皆さまへ、
心から感謝申し上げます。
いつかまた、美しい風景に出会えますように。
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2015.12.14 |
木の存在 |
ただ、木がある。
始まりも、終わりも、
その姿を変えても、
そこには、自然を生きた木が在る。
木の存在。
冬の木々のある風景。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございます。
そこに生まれた風景は、
皆さまの目にどのように映っているのでしょう。
木々を見上げ、足元に目を向け、
思い思いに過ごされる皆さまの姿に、
今はただ、胸いっぱいの思いでいます。
展示は、明日までとなります。
ぜひ見ていただきたい風景です。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2015.12.11 |
木 |
朝の光の中、
夕の影に映る姿、
木々は、静かに表情を変えます。
ここは、木がある場所。
想いが、風景となる。
冬の木々のある風景。
明日は、23時まで開けてお待ちしております。
夜の静かな風景を、ぜひお楽しみください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2015.12.10 |
冬の木々のある風景 |
木がある場所に、
冬の木々のある風景が、生まれました。
心を込めて、描いた景色です。
冬の木々のある風景。
本日より始まります。
ゆっくりと、お楽しみいただけましたら幸いです。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2015.12.4 |
紅葉 |
あの山の木々は、
どんな色に染まっているのかな。
聴竹居、紅葉をめでる会。
明日は、大山崎のくつろかさんにて、植物を販売いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。 |
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2015.12.3 |
剣山 |
剣山に、花を立てる。
それが、自分自身の原点のような気がしている。
木も、花も、たった一本を、ただ真っ直ぐに。
剣のない、鉛をくるりと巻いた姿の剣山。
自由に形を変えながら花木を支えてくれる、
そんな素敵な剣山をつくっていただきました。
来週から始まるカランセさんでの展示にてご覧いただけます。
冬の木々のある風景。
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2015.12.2 |
きらきら |
いつも、頭に浮かぶ風景がある。
目には見えなくても、
見たい景色は、静かに広がっている。
白い木立。
冬の記憶。
木々を見上げて、歩く。
きらきらと、光に満ちた世界を歩く。
冬の木々のある風景。
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2015.12.1 |
木 |
たった一本の木が、風景を変える。
木の力を、改めて感じた日。
十二月。
木のある場所で、冬の木々のある風景を。
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2015.11.27 |
マトリカリア |
いつからか、この花を選ばなくなっていた。
でも今日、自然に選ぶことができた。
可憐な花に、ありがとう。
素敵な繋がりに、ありがとう。
マトリカリア。
始まりの時に。
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2015.11.26 |
針葉樹 |
針葉樹の香りの、環。
終わりがあるから美しいのだと思い、
それでも終わらないでほしいと願う。
リース作りのワークショップにご参加くださいました皆さま、
お世話になりましたustuwa11さん、
素敵な時間をありがとうございました。
それぞれの場所で、木々の香りとともに、
素敵な冬を迎えられますように。
まんまるな月の夜に。
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2015.11.23 |
植物便り |
遠い場所から、嬉しいお便り。
広い空を見上げて、想う。
すべての事がらは、必要な経験であること。
努力することの美しさ。
宝物のような感性。
あの日の植物が、たしかに生きていること。
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2015.11.22 |
影 |
一本の木が、二本になる。
置いてきぼりな心は、ふんわりと軽くなる。
綿の実が弾ける頃、どんな景色を見てるだろう。
陽だまりのような場所。
明日は、この場所に美しい音が響く。
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2015.11.20 |
日日 |
ある日僕は思った
僕に持ち上げられないものなんてあるだろうか
次の日僕は思った
僕に持ち上げられるものなんてあるだろうか
暮れやすい日日を僕は
傾斜して歩んでいる
これらの親しい日日が
つぎつぎ後へ駈け去るのを
いぶかしいようなおそれの気持ちでみつめながら
まだ明るい午後、
白い半月の下で、読んだ詩。
大山崎にて。
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2015.11.19 |
竜胆 |
都会の中の小さな森は、
木々が葉を落とし、
その花は、咲こうとしている。
ふわふわの土に触れると、
あったくて嬉しくなる。
冬への準備。
明日は、大山崎へ。
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2015.11.17 |
根 |
ゆっくりと、時を待つ。
温めてきたことが、静かに咲くまで。
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2015.11.14 |
大山崎 |
あの日のウメバチ草や、大山レンゲ。
そっと土に植えた球根と、百合の花々。
ヤブコウジは根付き、
木々は色付いているのかな。
京都、大山崎の山の麓。
いつの季節も心地良い場所。
お庭から望む、聴竹居。
母屋、茶室、庭の木々。
山と共に住まう場所。
素敵なこの場所で治療院を営む、くつろかさんにて、
秋の山野草を販売いたします。
大山崎おもてなしウィーク 11月20日(金)、21日(土)
聴竹居 紅葉をめでる会 12月5日(土)
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2015.11.12 |
冬の木々のある風景 |
十二月。
凛として、空気は澄み渡り、
吐く息は、白くなる季節。
冬の木々を想う時、
眸の裏に広がる風景があります。
木枯らし、
始まりの静か、
冬の記憶、
木が在る場所。
カランセさんにて、冬の木々のある風景をつくります。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
冬の木々のある風景
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2015.11.10 |
山ススキ |
帰り際、
ふと淋しくなる。
大切な場所で、森のお話。
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2015.11.9 |
槙 |
長い間、おつかれさま。
ありがとう。
苔生した木に。
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2015.11.7 |
かへり草、終い |
かへり草、終了いたしました。
新春の頃より、
少しずつあたためてきた、草木から生まれ出る色のこと。
あの日のキフジから生まれた色は、
花の色とは少しちがって、
あの時の豆桜の薄紅は、消え入りそうに優しい肌の色。
植物の色々に、飾らないことの美しさを知りました。
小さなお庭は、炊いたアケビの香りに包まれ、
生まれたての色々は、
そよそよと風に揺れる。
色と笑顔に包まれた場所を、眺めて過ごした幸せな時間。
終いの時、
白い壁のタッセルが、優しく笑って見えました。
期間中は、たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。
あたたかで優しい草木の色で、
アトリエを彩ってくださった色とリズムのようこさん。
今回の展示のために、
素敵なDMをおつくりいただきました、たばひとみさん。
いつも優しく見守ってくださるすべての皆さまへ、
心から感謝いたします。
明日は、きっと雨。
ずっと降らずにいてくれて、ありがとう。
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2015.11.3 |
かへり草 |
かへり草、三日目が終了いたしました。
きらきらとした光に満ちた一日。
本日も、
たくさんの方々にお越しいただきましてありがとうございます。
植物から生まれ出る色々は、
皆さまの目に、どんなふうに映っているでしょう。
お庭では、アケビ染めのワークショップが行われ、
植物と色と、いっぱいの笑顔に包まれました。
今日のことを振り返り、
明日への準備を整え、
帰り道、見上げた空にはきらきらと光る星。
展示は7日まで、
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2015.11.1 |
かへり草 |
かへり草、
本日より始まりました。
秋のアトリエは、植物の色々をまとい、
温かな気持ち良い空間となっています。
何色とも呼べない、植物から生まれた色々を、
どうぞお楽しみください。
草木染めのワークショップにご参加くださる皆さまへ、
お庭での作業となりますので、
どうぞ温かくしてお出かけください。
明日以降の色とリズムさんの在廊は、
3日が終日、それ以外は連日14時頃からとなります。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2015.10.31 |
かへり草 |
あの日の、山ツツジ。
あの時の、山香し。
植物から生まれた色、色々。
アトリエに、素敵な景色が広がりました。
かへり草。
明日、11月1日より始まります。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2015.10.28 |
かへり草 |
山竜胆。
ほのかに青く咲いた花は、
今もまだ色褪せない。
白い袖は草色に染まり、
いつかの豆桜は、注いだ水を紅色に染める。
黒いホオズキ。
黒い文字。
黄色い藤。
紅色の桜。
色とリズムようこさんの手によって、
どんな色が生まれるのでしょう。
植物からいただく色からは、どんな景色が広がるのでしょう。
かへり草。
草木染めの展示は、11月1日より始まります。
色とリズムようこさんの在廊は、連日14時頃からの予定です。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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2015.10.26 |
河原撫子 |
山に抱かれたこの場所で、土を触る。
幸せな時間。
竜胆、苦菜、藪柑子、河原撫子、
秋の色々。
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2015.10.25 |
ワークショップのお知らせ |
11月の終わり、
豊中のutsuwa11さんにて、
クリスマスリース作りのワークショップを行います。
年内のワークショップは、今回が最終となります。
皆さまのご参加をお待ちしております。
クリスマスリースWSのご案内
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2015.10.12 |
小さな森 |
十月八日、木の日に、
acruさんの小さな森は生まれました。
名前を忘れられた小さな森。
初めてお話を伺ってから、
少しずつ少しずつ、共に描いた風景でした。
時々ふと遠くを見ながら、
静かに想像するその景色の中に、
私もまた自分自身を重ねながら、物語は生まれました。
朝の光にきらきらと葉は揺れ、
夕の闇に影を映す。
見上げた空と、風にそよぐ木々。
苔むした土は香り、足元の芽吹きに気づく。
植物は静かに呼吸し、空へと向かう。
土のない場所で、
しっかりと木々を支えてくれるのは、大きな木箱。
森の風景の、大切な礎となっています。
都会の片隅、通りすぎる人々の気配。
目に留まる感覚の記憶。
昨日よりも今日、
また明日にも、小さな変化は溢れています。
ささやかな森だけれど、
その先に繋がる景色は、無限に広がっているのです。
本当に大切なことは、語らなくても伝わるものだと、
そう教えていただきました。
生まれたばかりのacruの森の物語は、まだ始まったばかり。
四季を通して移りゆく風景を、
これからもずっと見守っていたいと思います。
acruのシノハラさん、川端さん、スタッフの皆さま、
木箱を制作してくれたカランセさんに、
心から感謝いたします。
名前を忘れられた小さな森。
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2016.10.11 |
かへり草 |
一度咲き終わった花が、
秋の頃にもう一度咲く、かえり花。
植物から紡ぎ出される、色。
新春より大切に溜めていた草木からは、
どんな色が生まれるのでしょう。
山装う頃、
色とリズムさんをお迎えして、
草木染めの色々を展示いたします。
植物の彩りを、どうぞお楽しみいただけますように。
尚、期間中アトリエのお庭にて、
草木染めのワークショップを開催いたします。
詳細は下記をご覧ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
かへり草
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2015.10.10 |
金木犀 |
あべの王子みのり市へ、出店いたしました。
清々しい秋空の下、神々に見守られながら、
賑やかな一日を過ごしました。
植物を通して、
たくさんの方々にお会いすることができ、
実り多き一日となりました。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございます。
初めての野外での出店で、至らないこともあったかと思いますが、
このような機会をいただきましたことに、
心から感謝しております。
夕方アトリエに戻ったら、
甘い香りが迎えてくれて、
満開の金木犀に、ただいまって言う。
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お知らせ |
10月10日(土)、
あべの王子みのり市に出店させていただきます。
草、木、花、実。
自然界からの贈り物、
秋の実りをお届けいたします。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
あべの王子みのり市
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2015.9.29 |
空 |
手を伸ばすと、届きそうな気がする。
だから、今を諦めない。
眩しすぎて、泣きそうな空。
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2015.9.11 |
花を、たてる。 |
初めて花を立てたのは、七宝だった。
錆びた針に、過ぎた年月を思う。
花を、立てる。
花を、たてる。
簡単な言葉で、伝えてはいけない。
不必要な言葉は、遠い空に放り投げる。
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2015.9.6 |
影 |
しっとりとした雨の一日。
感情のままに動くことができたなら、
それを自由と呼ぶのかな。
昨日よりも、今日。
今日よりも、明日。
明後日は、ちょっと休もう。
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2015.9,5 |
お知らせ |
明日、9月6日(日)はアトリエオープンいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2015.9.4 |
探すこと |
人間は探す生き物。
探し探して無に終わる、
虚しくも愛すべき生き物。
あの人は、そう言った。
空が一瞬光って見えて、
もう雨は、上がったみたい。
ちょっと嬉しくて、ちょっとさみしい。
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2015.9.3 |
田村草 |
細胞が静かに騒ぎ、
吸い込まれそうになる。
植物の姿。
植物の色。
植物の模様。 |
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2015.8.29 |
お知らせ |
九月より、
営業時間を11時から18時までと変更させていただきます。
どうぞよろしくお願いたします。
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2015.8.28 |
実り |
夏の終わりと、青い実。
苦手な夏も、終わりに向かう時はいつも寂しい。
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2015.8.24 |
プラタナス |
プラタナスの枯葉が、くるくると風に舞う。
言葉を紡いだ素敵な夜。
呼吸するところの大気のように、
優しい光に満ちている。
そっと握りしめた、小さな幸せ。
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2015.8.23 |
きらきら |
きらきらとした言葉に包まれた、
透き通る時間。
必要な時に、
必要な場所へとたどり着く。
心から、ありがとう。
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2015.8.22 |
鷺草 |
白い鳥が、咲いた。
ふわりと飛んで行けたらいいな。
木が生い茂る、柔らかな場所。
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2015.8.21 |
シルバースピア |
名前は、シルバースピア。
ようやく思い出し、
お伝えできずにごめんなさい。
緑のつぶつぶが気になる子。
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2015.8.21 |
棒蘭 |
行くことによって、
どこに行くべきか、私はまなぶ。
開いた本のページには、
必要なことばが散りばめられていて、
だから、本を開くのだと思う。
棒蘭はいつも、
素敵な方の元へと行く。
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2015.8.19 |
柴栗 |
雨上がりの、
柔らかな光の、
実る時の、
静か。
明日も、雨かな。
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2015.8.18 |
蔓人参 |
秋の気配をまとった、山の植物。
金水引草、
オトコエシ、
ホトトギス、
カヤツリ草、
藤の実、
ワレモコウ、
釣鐘人参。
蔓と蔓が絡まって離れないから、
だから、そのままに。
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2015.8.15 |
声 |
神様はいないって、
そう思ったのはひと月前。
やっぱり、かみさまはいた。
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2015.8.13 |
ヘンリー蔓 |
あの日の植物が、笑って見えた。
根付いていく草も、伸びる蔓も、小さな花も、
光を浴びて、呼吸する。
新しく生まれる景色もまた、光に包まれますように。
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2015,8.7 |
ボマレア・エデュリス |
花が終わって、何かが生まれる。
だからやっぱり、終わりじゃない。
甘え方を知らない子供は、
そのまま大人になったから、
だから今も、甘えられない。
この暑さに負けないように、
たっぷりと水を吸ってくれますようにと、
鋏を持つ手に力が入る。
呼吸を整えて、
一つずつ、一つずつ。
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2015.8.6 |
雑草 |
もしかしたら、
目に留まることもない草々。
好きでいることに、理由はない。
生まれ出る感覚を、大切に。
生まれ出る感情を、大切に。
遠い山の、ほんの一欠片。
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2015.8.3 |
ケセランパサラン |
ふわりと舞い降りた小さな幸せを、
そっと掌に包み込む。
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2015.8.2 |
枯 |
何となく感じていたことが、
心の中に、ストンと落ちた。
見えていなかったものと、見たかった世界。
偶然のようで、必然の出来事。
微妙なバランスで保たれた感性は、
光と影を同時に放つ。
曖昧でいることの、核心の部分。
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