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2015.7.30
笹百合

花は、

終わってからが始まり、

とさえ思う。

2015.7.23
黒ホオズキ

ホオズキが、ぽとりと落ちた。

静かな雨音と、
雨が上がったあとの、蝉の声。

コンパクタベリーが、弾ける音。

優しい声の人。


音に包まれた一日。

2015.7.22
百合

山の上の、風が吹き抜ける場所。

土に触れる幸せ。

百合って、
こんなにも可愛かった。

2015.7.20
四つ葉

歩いて歩いて、
ただただ、歩く。

簡単には見つけられないものを、
それでも探していたいと思う。

2015.7.19
吊り花

いつも何かに包まれている気がするのは、

信じるものがあるから。

2015.7.18
草いきれ

扉を開けた瞬間の、山の香り。

草いきれ。

雨が上がり、
蒸し暑さの残る中、
山の植物は、花の終わりに実を付けた。

木通、
マタタビ、
キブシ、
エビ蔓、
藤、
吊り花。

生まれたての蒼い実。
夏は、実る季節の始まり。

2015.7.12

藤の花が、実となる。

あの日見た、紫の景色を思い出す。

歩いても歩いても、見つけられない出口を、
それでも探していたいと思う。

2015.7.5
お知らせ

アトリエは、しばらくお休みをいただいております。

皆さまには、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

今週よりオープンを予定していましたが、
都合により、もうしばらくお時間をいただくこととなってしまいました。
お越しいただく予定の皆さまには、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今のところ、7月16日よりオープンする予定でいますが、
やむを得ず急な変更があるかもしれません。
その際にはこちらよりお知らせいたしますので、
ご確認いただけましたら幸いです。

ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015.6.26

雨の日に、光が見えた。

守られているから、雨が降る。

雨が降るから、大丈夫って思う。

光が集まる場所。

光を届けること。

2015.6.23
深呼吸

緩やかな坂を上ると、
優しい緑が降って来た。

深く深く、呼吸したくなる場所。

2015.6.22
あいう

あいう、終了いたしました。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。

ハマノテlaboさんの素敵な空間に、
陶と植物は、自然と寄り添っていたように感じています。
皆さまには、どのように映りましたでしょうか。

どんな場所にも、足元には土がある。

根を包む土。

力強くて、優しい。

気まぐれな空を見上げながら、
雨を願いながら、
きらきらの笑顔に囲まれた幸せな四日間でした。

お越しくださった皆さま、
新鮮な陶の世界を教えてくださった岡野さん、
いつも優しい笑顔で寄り添ってくださったはまさん、
本当にありがとうございました。

心地よい風が、ふわっと吹いて、
また一つ。

2015.6.19
あいう

あいう、
本日より始まりました。

陶と植物、そして雨。

朝の柔らかな光の時と、
夕方の影。

土の気配と、甘い香り。

ハマノテlaboさんの美味しい珈琲と焼き菓子とともに、
どうぞお楽しみください。

皆さまのお越しをお待ちしております。

2015.6.12
ノコン菊

根っこに支えられ、
今日も静かに咲いている。

風景に寄り添うことは、こんなにも美しい。

六月の景色は、どんなふうに見えるだろう。

2015.6.11
梔子

クチナシの香りがしたと、

香りのお便り。

やっぱり、白い花が好きだと思った。

2015.6.9
散歩

しとしとと、好きな感じの雨模様。

木々を見上げながら、ゆっくりと歩いている。

時々立ち止まり、足元を見る。

深呼吸は、必要なのだ。

2015.6.6
あいう

愛雨。
雨を愛でる、好きな季節。

あいう。
雨と土と植物。


ハマ・ノ・テ laboさんにて、
陶と植物の展示を行います。

陶作家の岡野香さん。
美しい手の持ち主。
その手で生み出す陶は、力強くて、優しい。

寄り添う植物を想像しながら、
景色を描いています。

ハマ・ノ・テ laboさんの美味しい珈琲と焼き菓子とともに、
どうぞお楽しみください。

「あいう」 6月19日(金)〜22日(月) 於 ハマ・ノ・テ labo

2015.5.31
感謝

五月、
五周年の展示が終わりました。

連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
今はただ、感謝の気持ちでいっぱいです。

想いを込めた、ささやかな展示。
森の中、山の気配。
見上げると、大きな夏ハゼの木。
静かに佇むドウダンツツジ。
名もなき草は日々成長し、
終わりを迎えた花にも、心を寄せる。

古い器に、一輪の笹ユリ。
寸胴には、夏椿。

大切に押した草花は、
美しいナラの木に包まれる。

小さなこの場所に生まれたささやかな風景には、
いっぱいの笑顔が咲きました。
こんなにもたくさんの方々に支えられ、
今の自分があるのだと、改めて感じた日々です。

展示に足をお運びくださった皆さま、
心温まるメッセージを送ってくださった皆さま、
アトリエを想い、優しい焼き菓子を作ってくださった坂田さん、
いつも見守り、支えてくれる大切な仲間へ、
心から感謝いたします。

いただいたお気持ちを心に留め、
これからも一生懸命に歩んで行きます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

K fleurs  杉江 薫

2015.5.30
最終日

小さな草は、ほんの少し背が伸びて、
元気に咲いていた花は、終わりへと向かう。
お庭のベリーは、あと三個。
ドクダミ草は、満開です。

焼き菓子は、完売となりました。
ありがとうございました。

五月の展示は、本日が最終日となります。
皆さまのお越しをお待ちしております。

そろそろ雨が恋しいな。

2015.5.26
五月

展示四日目。
木々はそよぎ、
少し伸びた草と、
終わりを迎えた小さな花。
アトリエの植物は少しずつ変化しながら、
日々を過ごしています。

焼き菓子は、完売となりました。
ありがとうございました。
また追加でお作りいただきまして、
28日(木)に店頭に並ぶ予定です。
草花の気配をまとった焼き菓子は、
ふわりとしたやさしさに包まれています。

展示は30日までとなります。
皆さまのお越しをお待ちしております。

2015.5.24
押し花

五月、五周年の展示が始まりました。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございます。


五月の景色に込めたもの。
そよぐ木々。
森の香りと、山の気配。
大切に押した、草花。
植物、その姿。


風景の中に溶け込む、たくさんの笑顔とやさしさ。

今の想いを言葉にするには、
少し時間が必要な気がしています。

それは穏やかで、温かな想いです。

展示は、30日までとなります。
植物とともに、
皆さまのお越しをお待ちしております。

2015.5.22
五月

五月。
いつものアトリエに、
いつもとは違う景色が生まれました。

植物に心を寄せ、
思い描いた風景です。

アトリエを始めて五年。
皆さまへの感謝の気持ちを、
ささやかな景色に込めました。

森の気配、
山の植物、
一輪の姿、
一本の佇まい、
一つの風景。


五周年の展示に寄せて、
Peaceful spaceのさかたさんが、
心のこもった素敵な焼き菓子をお作りくださいました。
植物の気配をまとった、やさしいお菓子です。

展示期間は明日より30日まで、
期間中のオープン時間は12時から18時までとなります。
どうぞよろしくお願いたします。

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。

2015.5.14
雨と花

雨が降り、
二輪目の大山レンゲが咲いた。

雨と、大山レンゲ。

好きなものと好きなものが合わさると、
もっと好きになるのかな。

今年は、二輪。

また来年も、真っ白な君に会えますように。

2015.5.10
フーガ

今年のカーネーションは、フーガ。

だから、バッハを聴きながら。

2015.5.8
大山レンゲ

大好きな、白い花が咲きました。

ふわりと膨らみ、うつむいて咲きます。

たった一日だけ、咲きます。

今年も、咲いてくれてありがとう。


真っ白い花。

大山レンゲ。

2015.5.7
五年

5月27日。
ここでアトリエを始めて、五年を迎えます。

一年目も、二年目も、そして三年目も。
気がつけば、ふっと過ぎていきました。
何も変わらない、いつもの一日。
それでも、五年という月日は、何か特別なように感じています。

この場所で、
ただ直向きに、植物と向き合っていられること。
たくさんの方々と出会い、繋がっていられること。、
植物を知り、人を知り、想いを知る。
日々学びの中で、育てていただいていること。

ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。

五年の間に、
小さなこの場所で、
本当にたくさんの方々とお会いすることができました。
その一つ一つが、大切な繋がりだと感じています。

風薫る時、
皆様への感謝の気持ちを込めて、ささやかな展示をいたします。
森の中で感じたような、
山の気配を想いながら、
木々、
草花、
蕾の時も、咲き終わった姿も。
小さな花を摘み、
そっと押した花の姿。
積み重ねてきた、なんでもない日々の欠片。

いつもと変わらない場所で、
ほんの少し特別な気持ちで、
皆様をお迎えしたいと思っています。

アトリエの五周年に寄せて、
peaceful spaceの坂田さんが、
植物の気配を含んだ焼き菓子をお作りくださいます。
心のこもった、やさしいお菓子です。

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。

5月23日(土)〜30日(土) 12〜18時

2015,5,6
山ツツジ

山のツツジが、そっと咲いた。

優しい色。

いつかの風景の中にも。

2015.5.5
天秤

見つけたものと、失くしたもの。

両方を天秤にかけた時、
見つけたものが、ほんの少し多ければいい。

宝物は、たった一つだけでいい。

2015.5.4
六月に

土と硝子が、
パキパキと音を立てる。

植物は、そっと寄り添う。

土の人、岡野香さん。
美味しいお菓子と珈琲の人、ハマノテラボさん。

素敵なお二人と、風景を切り取る時間。

六月、素敵な景色が生まれますように。

2015.5.3

いつもの小道を、いつものように歩いている。

名もなき小さな草花に、すっと光が射す。

届いたばかりの山のアケビを、大切な場所にお届けした。
植物が、きらきらと光る場所。

光を届けるために、植物はやって来る。

2015.5.2
野生の思考

思考がさまよいすぎて、
ふと眠りに落ちそうになる。

美しい手の人は、
生まれ出る感覚のままに、土を捏ねる。


構造と出来事、
必然性と偶然性、
内在性と外在性のあいだの均衡は不安定なもの

言葉は、難しい。

言葉は、尊い。

2015.5.1
五月梅

梅花空木が満開となり、
今日から五月。

アトリエは、山から届いた木々の香りに包まれています。

いつもより、ほんの少し特別な気持ちで。

2015.4.29

見上げた空は、新緑の木々に覆われていた。

時折り差し込む陽の光が、柔らかくて美しい。

誰もいない、静かな場所。

遠くに見える藤の花には、きっと手が届かない。

触れられないから、いいのだと思う。

2015.4.28
パッションフルーツ

昨日は咲いて、今日は閉じて。

また咲くのかな。
咲かなくても、それでいい。

ぼんやりと、考えの中にいた人が、
ふと目の前に現れた。

会いたい人に会えた日。

2015.4.25
花便り

スズランが咲いたと、うれしい花便り。

あの日のアオダモは、そよそよと風にそよぎ、
スミレは可憐に咲いていた。

梅花ツツジの足元に、
ショウジョウバカマをそっと植える。

木蓮の花の終わりは、美しい。

山ツツジは、今日も静かに佇んでいて、
花の便りに耳をすませる。


わたしは、青空から落ちた星
みどりのじゅうたんの上に落ちた星

ハリール・ジブラーンの詩

2015.4.23
小さな花

だって、そこに花が咲くから、
遠い空が見たくなる。

だって、そこに君がいるから、
遠い場所へ想いを馳せる。

見えない月を探すより、
もしかしたら難しく、
それでも鳥は鳴くし、
そこに川は流れる。

山のツツジが終わる頃、藤の花が咲き始め、
たった一輪の白き花は、
そっと居場所を教えてくれた。

この場所でアトリエを始めて、もうすぐ五年を迎えます。

五月、
皆様への感謝の気持ちを、ささやかな催しに込めます。

2015.4.21
雷山

岩千鳥、
イカリ草、
天南星、
一人静、
筆竜胆、
スミレ細辛、
深山マタタビ、
白花半鐘蔓、
山ごぼう、
蔓つげ、
こごみ、
蔓人参、

山の苗、色々。

フレーム
2015.4.18

大きく窓を開け放し、午後を過ごす。
時折、虫が飛び交い、
束ねた花に留まり、羽を休める。


アケビの蔓は、木に絡まり、
支え、支えられ、寄り添っている。

何でもない事柄が、こんなにも愛おしい。


風は、薫りましたか。

風の声が、聴こえましたか。

フレーム
2015.4.17
エンレイ草

昨年のエンレイ草が、小さく咲いた。

四月の草々を、想う。

緑の色は、
強い日差しに負けない光を放つ。

自分の心と向き合った先に、
きっと光は見える。

フレーム
2015.4.16
朴の木

大きく羽を広げた鳥は、遠い空へと飛んでいく。

後姿があまりに眩しくて、本当は泣きたかった。
多分、泣いていたと思う。


一瞬の出来事が、きらきらと空に舞う。

フレーム
2015.4.15
山ツツジ

少し肌寒い山に、満開のツツジを見た。
新緑ににじむ、ピンク色。
差し出された一枝が、
いつかの風景と重なる。

自由に伸びた枝先に、ふわりと優しさが咲く。

フレーム
2015.4.9
采振木

ザイフリボクが満開となり、
夢追い人は、旅立っていく。

晴れた日も、雨の日も、
どんな時でも、
どんな時にも。

やがて葉が生い茂り、
花は実となり、
新しい木の姿を見せる。

空の下、土の上、
雨と風、
柔らかな光。


強く、美しい、その姿。

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フレーム
2015.4.3

そこに、土がある幸せ。

そこに、植物がいる幸せ。

そこに、居られる幸せ。

人と人が、繋がること。

フレーム
2015.4.2
ナヅナ

アトリエのドクダミ草が、動き始めた。
華やかな季節の始まり。

急いで咲いた桜の花と、
咲き忘れた土佐水木。

花束には、ペンペン草を。

2015.4.1
雨の日

誰かが悲しいと、
私も悲しい。

誰かがうれしいと、
私もうれしい。

雨が降ると、
うれしくて、淋しい。