<<前のページ | 次のページ>> |
|
2015.3.27 |
木 |
いつも眺めていたセンダンの木が、
切られていた。
あの大きなメタセコイヤの木も、
なくなってしまうのかな。
好きだった風景が、変わってしまう。
胸の奥がちくりと痛むから、
この小さなお庭に、木を植えよう。
|
|
|
2015.3.26 |
真っ直ぐに |
曲がっていたあの日のチューリップが、
今は真っ直ぐに立っている。
膨らむこともなく、散ることもなく、
ただ真っ直ぐに立っている。
何を思い、何を見ているのだろう。
咲いたばかりの春蘭は、茶人の元へ。
小さなシンシアは、緑想う人の元へ。
届けたいのは、きっとそんなこと。
|
|
|
|
|
2015.3.20 |
新月 |
鉄に、ナズナ。
木蓮の、花の絨毯。
君影草の、根っこ。
お祝いの花を束ねながら、
贈る方のお気持ちも束ねる。
一本の花は美しく、
一本の木は尊い。
木蓮の花が一斉に笑うから、
今日のアトリエは、何だか賑やか。
行きたい場所に想いを馳せ、
生まれたての月に、願いを込める。
|
|
|
2015.3.17 |
風景の始まり |
芽吹く前の木々の姿を、一つ一つ眺める。
時の上、
空の間、
土の声。
影に映る木々は、まるで林のように見え、
心は森の中に、
いつかの風景は、山のようでありますように。
できることは、ほんの一握り。
自然の力を信じ、自分を信じ、
信じてくださった方の想いに感謝をし、
精一杯を届けたい。
白いおうちが在る、美しい風景の始まりの日。
|
|
|
2015.3.15 |
木蓮 |
茶館モクレン、終了いたしました。
最後の時、
静かに膨らんだ蕾が、そっと微笑んで見えました。
朝の光と、穏やかな午後。
お湯の湧く音と、甘く仄かな香り。
暮れゆく時間の、澄んだ気配。
キラキラと、
こんなにも、キラキラと。
木蓮に見守られ、
全てが柔らかな優しさに包まれていたように感じています。
皆さまのお心には、どのように映ったのでしょう。
お越しくださったすべての皆さまへ、
真っ直ぐな瞳で、
寄り添い、心を尽くし、
茶館を開いてくださった李舟さんへ、
心から感謝申し上げます。
幸せな時を、本当にありがとうございました。
美しい時間は、人の心に咲くもの。
早春に咲く、花に寄せる。
|
|
2015.3.12 |
茶館モクレン |
茶館モクレン、
本日より開館いたします。
アトリエの二階が、木蓮の木々に囲まれました。
甘くほのかな香りと、玉蘭茶。
飲む時。
このたび、空間をゆったりとおきまして、
お席は少なめのご用意となります。
飲む時間はお待ちいただくこともあるかと思いますが、
予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
素敵なひと時をお届けできますよう、
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
|
|
|
2015.3.7 |
白木蓮 |
ハクモクレンの蕾が、静かに膨らみ始めた。
もうすぐ、真っ白に花開く。
木蓮に心を寄せたあの日々が、今は懐かしい。
大切な、木蓮の花。
3月12日から14日まで、
アトリエの二階に、茶館モクレンが開館いたします。
木蓮を愛でながら、木蓮の香りに包まれる。
玉蘭茶。
甘くほのかな香りと、飲む時。
茶事 茶小屋 李舟
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
|
|
|
2015.3.6 |
小手毬 |
白か黒。
必ずしも、そうでなくていいと思う。
人は、迷うし、揺れるし、
間違える。
小さくて、白い花。
花に、学ぶ。
|
|
|
2015.3.4 |
木蓮 |
木蓮の花咲く頃、
甘い香りと、玉蘭茶。
アトリエの二階に、木蓮の花が開きます。
茶館モクレン
茶 茶小屋 李舟
花 K fleurs
3月12日(木)〜14日(土) 11〜19時
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
|
|
|
2015.2.24 |
背中 |
窓辺の椅子に腰をかけ、
あたたかな陽射しで、暖をとる。
穏やかで、好きな時間。
木々の芽吹きを待ちながら、
冬の終わりは、ちょっと淋しい。
眩しすぎる世界を、どこか遠くに感じている。
柔らかな陽は、背中に優しく、
揺れる光は、心とおんなじ。
|
|
|
2015.2.22 |
コブシ |
あの日のコブシが、綺麗に咲いていますように。
静かに、寄り添っていますように。
|
|
|
2015.2.19 |
ミモザ |
ミモザのリース。
春は、もうすぐそこ。
|
|
|
2015.2.16 |
色 |
持って生まれたもの。
環境が生み出すもの。
遠い昔から、繋がっていること。
光を、伝える。
植物の気配をまとい、
言葉を重ねた楽しいひと時。
秋の終わり、
アトリエに、素敵な色が広がります。
|
|
|
2015.2.15 |
球根 |
球根の中、
折りたたまれていた生命が、
少しずつほどかれていく。
なんて神秘的なんだろう。
次に季節が巡る頃、
その世界を表現したい。
|
|
|
2015.2.14 |
犬柳 |
犬柳。
ほんとは、猫が好きだけど。
|
|
|
2015.2.13 |
雪 |
小鳥のさえずりに、そっと息をひそめる。
お庭では、
メジロとセキレイが、追いかけっこ。
置いてきぼりのメジロが、慌てて後を追う。
小鳥も、ヤキモチ妬いたりするのかな。
見上げた空から、
はらはらと雪が舞い始め、
いろんな想いを洗い流す。
空は、白くて優しい。
|
|
|
2015.2.10 |
つくし |
差し出した手が土で汚れていて、
あわてて引っ込めた。
立春を過ぎた山の植物が、
小さく芽吹き始める。
つくし、
ふきのとう、
名も無き草々。
|
|
|
2015.2.9 |
白花 |
開いたページの言葉を、ノートに書き留める。
「始まりと終わりがある、絶対的な存在。」
月のこと。
人との繋がりの不思議と、
空を見上げる、白い椿。 |
|
|
2015.2.1 |
存在記号 |
好きでいることが、情熱の真ん中にあれば、
その火が消えることはない。
きらきらの笑顔も、
悔し涙も、
眩しいほどに美しい。
華やかな場所にも、静かな暗がりにも、
存在していることの意味は、
日々の中に溢れている。
|
|
2015.1.31 |
空へ |
あの時も、
メジロが目の前に舞い降りた。
揺れる木々。
さえずる声と、真ん丸な目。
そんなことが、とても幸せ。
優しさと思いやりさえ忘れなければ。
悲しみが、遠い空へと飛んで行き、
いつか笑顔に会えますように。
|
|
|
2015.1.30 |
ヒヤシンス |
扉を開けると、甘い香りに包まれる。
幸せな瞬間。
白い花を束ねて、そっと箱の中に納める。
無事に届きますように。
朝から降り続く雨のおかげで、
好きな気配に満ちている。
素敵に見えていたものが、そうではなかったり、
美味しいと感じていたものが、そう思えなくなったり、
感覚と感情は、いつも正直すぎる。
大切に思うことは、今もずっと変わらない。
信じているものは、これからもきっと変わらない。
今も降り続く雨のおかげで、
花の香りが濃くなった。
白であるよりも、もっと透明に。
|
|
|
|
|
|
|
2015.1.29 |
紫木蓮 |
FUROSHIKI、終了いたしました。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、ありがとうございました。
土から生まれた器。
生きるための道具。
器は、日々をともに生きる時間そのもの。
言葉で伝えることは、
こんなにも真っ直ぐで、清々しい。
祥見知生さんが、この小さな場所から伝えてくださったこと。
皆さまのお心にも、届いていますように。
アトリエに寄り添う器を、心を尽くして選んでくださり、
佇む姿に、器が嬉しそうと言ってくださった祥見さん。
このようなご縁を繋いでくださったCROSSさん。
この場所に足を運んでくださった皆さま。
いつも支えてくださるすべての皆さまに、心から感謝いたします。
シモクレンの花の蕾が、静かに膨らみ始め、
穏やかに心を包む。
|
|
|
|
|
2015.1.26 |
土 |
FUROSHIKI、
うつわ祥見を主宰する祥見知生さんが、
風呂敷に大切なものを包むように、器を伝える小さな会。
連日たくさんの方々にお越しいただきましてありがとうございます。
土の器は、春を待つ植物と寄り添い、佇んでいます。
土に触れる毎日が愛おしく、
全てのものは、土を通して繋がっている。
そんな気さえしています。
shoken tomoo pop up storeは、28日までです。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
|
|
|
2015.1.22 |
FUROSHIKI |
明日より、FUROSHIKI shoken tomoo pop up store、始まります。
アトリエに、素敵な器が並びました。
祥見知生さんが選ばれたとびっきりの器たちは、
力強い土の香りをまとっています。
皆さまにも、ぜひご覧いただけますように。
祥見さんの在廊予定は、
明日23日夕方より、24日終日となっております。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
FUROSHIKI
|
|
|
2015.1.16 |
ポリクロマ |
原種の小さなチューリップ。
可愛いすぎて、泣けてくる。
|
|
|
2015.1.15 |
芽吹き |
白文字、
青文字、
ニワトコ、
ハンの木、
キフジ、
藪椿、
モチツツジ、
サンシュユ、
ミツマタ、
ロウバイ、
山香シ。
山から届いた木々は、静かに芽吹き始めている。
光とか、日暮れとか、
風にも、土の匂いにも。
季節は、確実に春へと向かう。
|
|
|
2015.1.13 |
チューリップ |
バベットの晩餐会。
チェンバロの音色。
光の方へ。
チューリップが、横を向いた。
|
|
|
2015.1.10 |
虹 |
心の中にあるものを、
さらりと言葉にして、にこっと笑う。
会いたい人に会えた日。
植物に、嘘はない。
素敵な虹の、贈り物。
|
|
2015.1.9 |
お話会について |
1月24日(土)祥見知生さんのお話会、
,たくさんの方々にご予約をいただきまして、ありがとうございます。
ぜひ皆さまにご参加いただきたく、
お時間を二部制とさせていただくこととなりました。
第一部 13時〜
第二部 15時〜
15時からの部のお席に空きがあります。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
FUROSHIKI
|
|
|
2015.1.8 |
始動 |
明日より、アトリエオープンいたします。
今年もまた、この場所から想いをお届けできますように。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
|
|
|
2015.1.7 |
木 |
木の香り。
たとえば、
生まれたての蕾を見た時、心が震えるみたいに。
どこからが空なのか、
夢中で考えていたあの頃のように。
もう二度と立てないかもしれないと、不安に駆られていたことも、
全部があって、今がある。
|
|
|
2015.1.4 |
FUROSHIKI |
睦月。
鎌倉にて、うつわ祥見を主宰する祥見知生さんが、
アトリエにお越しくださいます。
大切なものを風呂敷に包むよう、器を伝える会。
ゆったりと流れる時の中、
心から伝えたいと願う器たち、一つ一つ。
ずっと願っておられた、器の伝え方です。
皆さまのお心に、お届けできますように。
FUROSHIKI
1月23日(金)〜1月28日(水)
*祥見さん在廊日 1月23日(金)・24日(土)
お話の会 1月24日(土) 第一部13時〜
第二部 15時〜(要予約)
|
|
|
2015.1.3 |
糸竹 |
新年あけましておめでとうございます。
とても静かに、一年の始まりを迎えています。
年末の気配を残したままのアトリエは、
寒いけど温かくて、
一人だけど、一人じゃない。
白い椿は凛と咲き、
木蓮の蕾は少し膨らみ、
この一年へと想いを馳せる。
自然と繋がる糸の先へ、
少し曲がって、少し迷って、
それでも途切れることなくたどり着く場所へ。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
|
|