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2014.3.29 |
桜便り |
満開の桜と、嬉しいお便り。
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2014.3.20 |
四月草々 |
新緑の頃、
中崎町の410さんに、四月の草々をしつらいます。
一片の葉、連なる緑、
日々変わりゆく自然な姿をお楽しみいただけますよう、
心を込めてしつらいます。
期間内には、
季節の草々を束ねたスワッグ作りも行います。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
四月、始まりの時に。
四月草々
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2014.3.16 |
ナズナ |
日向ぼっこしているお花と、
絵に描いたようなチューリップの影。
お祝いの花束には、ナズナを添えて。
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2014.3.12 |
ダリア |
お祝いのアレンジには、深紅の花。
心と共に、お届けできますように。
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2014.3.8 |
猫水仙 |
旅立ちの花束は、ラナンキュラス。
お祝いの、チューリップ。
お礼には、アネモネの花。
心を贈る、猫水仙。
ご自分への、春色の花束。
思いがけない贈り物に、思わず涙がこみ上げる。
心を言葉に置き換えた、大切な日々のこと。
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2014.3.3 |
白木蓮 |
木蓮に、心を寄せた二月が終わる。
三月。
白い木蓮が、ふわりと咲いた。
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2014.3.2 |
色 |
赤い色を、探して歩いた。
そろそろ、緑の色を束ねよう。
黒いピアノが頭の中を支配し、
紫のチューリップは、今日も真っ直ぐに立っている。
窓を開け放つと、三月の蜂が舞い込んできて、
黄色い花に、静かに留まる。
色、いろいろ。
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2014.2.28 |
笑顔 |
お行儀が悪くて、自由。
声にならない声が、聞こえる人。
私を見て。
切り取られた枝に、心を寄せる。
いつのまに、こんなにも強くなったんだろう。
あったかな陽射しの中に、くったくのない笑顔が二つ。
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2014.2.25 |
紅梅 |
梅の蕾がふくらみ始めた。
真っ直ぐなチューリップは、今日も真っ直ぐに立っている。
お庭の木々は、ゆっくりと目覚め、
痛んだ肌を、そっと撫でる。
お庭を横切る猫が、いつになくご機嫌なのは、
きっとぽかぽか暖かいから。
透明な糸は、向かうべき場所につながっていて、
だから静かに手繰り寄せる。
紅く小さな膨らみが、ほんの少し笑って見えた。
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2014.2.21 |
素 |
まだ風は冷たいのに、陽射しは春めいている。
思いたって出かけた場所で、
思いがけない自分と出会う。
目の前の景色は、新しいようで懐かしい。
色も、香りも、音も、人も。
染まらない。
飾らない。
手を加えない。
風に吹かれたくて歩いたけど、
やっぱり、帰ろう。
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2014.2.19 |
姫コブシ |
続いていくこと。
変化すること。
終わりと、始まり。
大切な瞬間に、花は優しく微笑む。
喜びも悲しみも、その全てを受け止め、静かに佇む。
花には、見えるのかな。
その景色が、見えているのかな。
がんばっている人に、がんばってとは言えない。
泣いている人に、笑ってとは言えない。
書いた手紙は、そっと心の中に。
コブシの花が、くしゅっと咲いた。
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2014.2.15 |
波動 |
雪が溶けて、
風が吹いて、
植物の波動に触れる。
女の子が笑って、
猫が鳴いて、
音楽が流れる。
時間を重ねていくことを、ただ愛おしいと思う。
何を迷っているんだろう。
明日のことは、花に任せてみよう。
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2014.2.14 |
滴 |
表現する場所。
感受性のカタチ。
言葉は溶け出し、透明なものを運んでくる。
雨なのか雪なのか、
泣きたいのか笑いたいのか、
わからないから、空を見る。
いつの時も、空は優しい。
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2014.2.13 |
君影草 |
心のどこかに転がったままの、
感情の切れはし。
力強い根っこに支えられた可憐な花が、
うつむきながら咲き始めた。
だから、今日をやり過ごさない。
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2014.2.10 |
平行植物 |
キマグレダケ
タダノトッキ
ツキノヒカリバナ
フシギネ
マネモネ
ユビナリソウ
森の角砂糖バサミ
平行植物の話。
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2014.2.7 |
雪 |
大切な人に、手紙を書くこと。
大切な人に、花を贈ること。
大切な人に、想いを伝えること。
そっと差し出された一輪の花が、教えてくれたこと。
明日は雪が積もるかな。
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2014.2.4 |
立春 |
コートを着ずに出かけたら、びっくりするくらい寒かった。
セーターの網目の隙間から、
冷たい風が肌に触れる。
雪が降ればいいのに。
空気は冬で、光は春。
季節が複雑に交じり合う。
昨日よりも伸びたムスカリと、明日咲くはずのチューリップ。
素敵なお話をいただいて、
立つ春の一日。
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2014.2.3 |
山葵 |
暖かな一日。
小さなお庭で、鳥の声を聴く。
木々が芽吹いて見えるから、冬の終わりを考える。
考えて、考えすぎて、考えるのをやめた。
呑み込んだ言葉の意味と、
ほんの小さな独り言。
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2014.2.1 |
トルケスタニカ |
道にうずくまっていたのは、
寒いからではなく、
お腹が痛いからでもなく、
そこに小さな花がいたから。
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2014.1.29 |
猫柳 |
ゆっくりと帽子を脱ぐ。
柔らかな桃色の毛並みが、少し光って見えてくる。
あともう一息。
春を待つ声は、きっと届いている。
ピーマンと王冠で、初めての一番。
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2014.1.28 |
水仙 |
古い本を閉じ、
モミジの影を閉じ込めた。
背中には、陽射しの暖かさと、窓ガラスの冷たさと。
交互に感じる温度差に、
嬉しくなったり、がっかりしたり。
「心は、理性の知らない特別な感情をもっている」
正確に丸くなければならない丸は、
心地良いほどに、アンバランスで。
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2014.1.27 |
球根 |
深い眠りから覚めた時、
そこに見える景色が、あの日と同じでありますように。
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2014.1.14 |
マトリカリア |
水たまりに、薄い氷が張っていた。
凛とした空気と、澄んだ空。
葉を落とした木々の立ち姿を、首が痛くなるほど眺めていたい。
好きだった冬が、もっと好きになる。
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2014.1.11 |
日々 |
年の始まり。
少し長いお休みをいただいて、
行きたい場所へ行ったり、会いたい人に会ったり。
球根が芽吹いてきたから、
小さな鉢に植えてみた。
冬眠中の木の根っこを、柔らかい土で包み込む。
空気はこんなにも冷たいのに、
土は驚くほど優しい。
真っ白の壁には、握りこぶしの絵。
半月が少しずつ膨らんで、
今夜も静かに本を読む。
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2014.1.5 |
初春 |
新年あけましておめでとうございます。
ゆっくりとした時間の中で一日を過ごし、
少しきりりとした瞬間もあり、
一年の始まりは、いつものようで、いつもとちがう。
少し変えてみたいことと、ずっと変わりたくないもの。
心の奥にある静かな思いに、
いつか優しい花が咲きますように。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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