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2010.12.31
雲龍梅

この人の感性が好きだな・・って思ったとき、
必ずその人は「お花やさんになりたかった」と言う。
そんな不思議で、でも本当の話に、
今年は三度も出会えた。
そこにはきっと、
同じ「生きているもの」への想いがある気がしている。

生まれ出てくるもの、
呼吸していること、
時間の流れ、
変わりゆく風景、
朽ちていく過程。

どんな姿もまた、とても大切な一片であること。
今年は、私にとってとても大切な意味を持つ一年となった。
少し勇気を出して踏み出した一歩が、
とても大きな歩みとなり、
心に色々な変化をもたらせた。
たくさんの出会いがあり、そして繋がり、
多くのことを学び、吸収していく。
たくさんの方々に支えられて、
今の自分があることに、心からの感謝を思う。
少しずつ変えていきたいことと、
ずっと変わらずにいたいこと。
そんなことを思いながら、
来年もまた、良い一年となりますように。
アトリエでの仕事納めの日、
雲龍梅が、静かに静かに咲いていた。

皆さまも、どうぞ良い年をお迎えください。

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2010.12.26
干し柿

柿を干してから数日。
陽に当てたり、
鳥を警戒したり、
雨に濡れないよう中に入れたりと、
結構手間がかかるもの。
さてさて無事に出来上がるかな。

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2010.12.24
クリスマス

リースを作り、ブーケを作り、
そしてお届け。
メリーメリークリスマス。
今夜は、ほんのささやかなクリスマス・イヴ。

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2010.12.23
姿

植物が、咲き誇る時期を過ぎ、
実が生り、そして葉が落ちていく。
どの過程もそれぞれに愛らしくて、
朽ちてしまった実も葉も、
どうしても処分できずにいることがある。
そんな儚げな姿を、
そのままにブローチにしたいと言ってくださったANさん。
一度役目を終えてしまった植物に、
再び日を当ててくださることが、とても嬉しかった。
ANさんが作られる優しいお洋服に、
そっと添えられた小さなブローチ。
きっと素敵だろうな。
実が鈴なりに生ったオリーブの枝を束ねてリースにしてみた。
葉が枯れて、実が落ちて、
それでもその姿は、きっと凛としているはず。

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2010.12.22
冬至

今年最後のオープン日が終了し、
すっかり日が暮れた頃、
アトリエを後にする。
白い息を吐きながら、自転車を走らせる。
風は冷たくても、
たくさんの感謝を思うと、心がほっと温かくなる。
今夜はゆっくりと、柚子のお風呂で温まろう。

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2010.12.21

駅からアトリエまでの小道で黒い実を見つけ、
二つだけ拾ってみる。

少し柔らかくて、ころんと可愛い。
嬉しかったことも、楽しかったことも、反省すべきことも、
いろんなことを全部ひっくるめて幸せだったdaysさんとの時間。
ふと目の前に落ちている、
こんな小さな実が愛おしいと思える気持ち。
自分の思う道が、
ぼんやりと、でも確実に見えてきた気がして嬉しくなる。
先週の余韻を少し残したままのアトリエに、
先週も来てくださったお客さまがまた遊びに来てくださったり、
お正月の玄関リースをお作りしたり、
お花が枯れた頃に必ず足を運んでくださる方がいたり、
この場所から生まれるいろんな風景が、
今日も静かに終わっていく。
明日は、今年最後のオープン日。
素敵な一日になりますように。

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2010.12.15
感謝

夢のような二日間が終わってしまった。
daysさんが選ばれる古いモノと、私が好きな花たち。
思っていた通り、もしかしたらそれ以上に、
しっくりと馴染んでくれて、
本当に嬉しかった。
外はもう真っ暗。
少し淋しくなったアトリエを眺めながら、そっと思い出してみる。
こんな小さな場所に、
あんなにもたくさんの方々が来てくださったこと、
いっぱいの笑顔、
優しいお言葉、
薄くて繊細な硝子ビン、
錆びた鉄、
朽ちた木、
重い銅、
静かに咲いていた土佐水木の白い花、
ころんと落ちたベリーの実、
金柑の香り。
写真に収められなかったここでの風景は、
大切に心にしまっておこう。
すべての皆さまへ、
本当に、本当にありがとうございました。

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2010.12.14
daysさんの日

daysさんの古道具が並べられたアトリエは、
いつもとは少し違った雰囲気。
素敵にディスプレイされた古いモノたちに、
お花をあしらっていく作業は、とっても楽しい。
朝からたくさんの方々にお越しいただいて、
ただただ感謝の気持ちでいっぱいになる。
いつもはひっそりとしたアトリエが、
まるで違う空間のようにも思え、
自分でも驚くほどだった。
古いモノ一つ一つに、
お花がそっと寄り添っているかのように、
それぞれが、それぞれの、空気を大切に表現していく。
皆さまに、そんなことがお伝えできれば嬉しいな。
私はと言えば、
すっかりバタバタしてしまって、
相変わらずに手際が悪く、
それでもdaysさんが居てくれたから、心強かった。
足を運んでくださったたくさんの皆さま、
本当にありがとうございました。
また明日も、素敵な一日になりますように。

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2010.12.8
実りの日

アトリエに向かう道の途中、
剪定作業中の街路樹の枝を、
おじさんに頼んで、少し分けていただいた。
ほんとは大きな枝ごと根こそぎいただきたかったのだけれど、
自転車なので、仕方なくあきらめることに。
片手で枝をかつぎながらアトリエに到着すると、
斜め向かいのご近所さんから、
お庭で採れた柚子を、たくさんお裾分けいただいた。
「冬至には、柚子湯で温まってね」と。
優しい柚子の香りに、心がふんわりと温まる。
ずっと楽しみに眺めていたお庭の柿の実が、
ついに鳥につつかれていたから、
もうそろそろ採りましょうと言って、
お隣の管理人さんと一緒に柿を収穫したのは、昨日のこと。
色々と、色々と、実りの日。

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2010.12.6
白と緑

十二月に入ってもまだ少し暖かくて、
それでも確実に、
年の終わりのカウントダウンは始まっている。
青い香りのブルーアイス一枝を、
くるっと丸めただけのシンプルなリース。
派手な装飾は苦手だけど、
それだけでも、気分はすっかりクリスマス。
真っ白なストロベリーキャンドルと、フランネルフラワー。
白と緑のクリスマス色。
明日もまた、嬉しい出会いがありますように。

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2010.11.29

アトリエの庭の柿の木が紅葉し、落葉し、
そして、実はすっかり色付いていた。
その柿を眺めていたお隣りの管理人のおじさんが、
13個だと思っていた柿の実が、
葉っぱが散って数えてみると、20個だったと教えてくれた。
ちょうど熟した頃には、鳥に食べられてしまうから、
その前に採った方がいいですね、とも。
だからと言って、
袋で保護してしまうのはもったいないし、
でももう少し眺めを楽しんでいたいし、
その頃合いがとても難しいところ。
そんな他愛もない話をしていた、柿の木の下で。

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2010.11.26
ツリー

ご依頼いただいたモノを作る時には、
できるだけその方のイメージに合うように、
頭と心で想像を膨らませながら、
大切に大切に作っている。
それが気に入っていただけると、
たまらなく幸せな気持ちになる。
ハープの音色のクリスマスソングを聴きながら、
美味しい紅茶の「ノエル」をいただきながら、
ツリーの形をしたユーカリの枝を眺める。
今年のクリスマスツリーは、これもありかな。
来年もまた、楽しいことがやって来そうで。

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2010.11.24
音と影

夕暮れ時の、ひんやりとしたアトリエ。
白い壁に映る影。
それはまるで絵画のようで、
しばらくぼんやりと眺めていた。
静かな時間。
ふとカメラを取り出して、シャッターを切る。
カシャリ、カシャリ、カシャリ。
なかなか上手くは撮れないけれど、
この音が大好きで、何度も何度もシャッターを切る。
冬が本番を迎える頃、
フィルターの向こうに見える景色は、
どんなふうに変わっているのだろう。

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2010.11.20
引き算の美

あけびのつるを、くるっと巻いただけのもの。
リースのベースにしようかとも思ったけれど、
自然なままのカタチや、
ところどころに生きている苔、
小さく残った一枚の葉。
そのどれもが愛おしくて、
他の植物で飾りつけてしまうことができずにいる。
ただそれだけで、十分に素敵なのだから。
色んなものを削ぎ落とし、
一つ一つの素材そのものに心が惹かれ、
足していくことができなくなっている。

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2010.11.18
古いモノ

初めてdaysさんで購入したものは、
触れると壊れてしまいそうに繊細な硝子の瓶だった。
切り口の微妙な歪みとか、
気泡の入ったゆるさに心惹かれ、一目惚れしたもの。
今はアトリエの大きな棚の上で、
その日一番お気に入りの花や枝をあしらっている。
目に留めてくださるお客さまも多く、
それでも思い入れの強いものだから、
どうしても手放すことができない。
daysさんが選ばれる古いモノには、
どこか凛としたものを感じ、
その周りにある空気までもが澄んで見える気がしている。
嬉しいお話。
十二月の二日間、
daysさんがアトリエにて古いモノを販売してくださることになり、
今からドキドキ、そしてワクワクしている。  ***

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2010.11.17
ブルーアイス

イルミネーションに輝いた大きなツリーが飾られ、
街はもうすっかりクリスマスに向かっている。
もっとのんびりと秋を楽しんでいたい私には、
少し早すぎる気もしているが、
それでも花市場はクリスマス色。
アトリエにも針葉樹の枝が入荷した。
青く澄んだ香りがするブルーアイス。
その葉の根元に、とっても可愛い実を見つけ、
今日も嬉しい一日。

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2010.11.16
イタリアンベリー

久しぶりのアトリエオープン日。
朝からたくさんの方にお越しいただいて、
お待たせしてしまうことも多く、

相変わらずの手際の悪さを反省しつつも、
お客さまの優しい笑顔に励まされる。
書き留めておきたいたくさんの嬉しい出来事は、
そっと心の中に置いておこう。
イタリアンベリーの赤い実が、
触るたびにころんと落ちて、
その儚さが、たまらなく愛おしい。

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2010.11.15
紅葉

アトリエの庭の柿の実が色付き、
ジューンベリーの葉が紅葉し、そして散ってゆく。
街はもうクリスマス色に染まりつつあり、
それでも駆け足で過ぎていく秋を、
もう少しゆっくりと楽しんでいたいと思う。

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2010.11.4
リース講習会

sorajiさんにて、二度目の講習会。
和やかな雰囲気の中での楽しいひと時。
雲龍柳、野ぶどう、ビリークラウン、ビバーナムティナス、
そして、秋色あじさい。
好きな植物ばかりを集め、
自然なままにくるりくるりと巻きつけていく。
一つとして同じものはできないから、
それぞれの個性が光る、
素敵なリースが出来上がりました。
いつかドライに変わっていく日まで、
その先もずっとずっと、楽しんでいただけますように。
お集まりいただいた皆さま、
お世話になったryokoさん、どうもありがとうございました。

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2010.10.31
灯しびとの集い

雨の中の野外イベントは、
苦手な早起きからのスタート。
お手伝いと言っても、なんだか手間取ってしまい、
あまり力になれなかったかも・・と感じながらも、
とても楽しい経験でした。
noriさんの人気のすごさを、
再確認できたことも嬉しかったし、
たくさんの方々にお会い出来たことも嬉しかった。
ずぶ濡れの足元はちょっと寒くて、
でも心温まる素敵な一日。
noriさん、お疲れさまでした。そして、ありがとう♪

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2010.10.29
日扇の実

もうすぐ台風が接近するとのこと。
アトリエのお庭の植木を軒下に移動し、
準備に備える。
残念ながら、明日の灯しびとの集いは中止となり、
明後日のお天気の回復を祈るばかり。
黒く光った日扇の実。
花が散った後の実は、何かを語りかけているようにも見え、
秋には、いろんな出会いが溢れている。

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2010.10.27
ボケ

十月最後のオープン日。
急に寒くなったアトリエは、足元がひんやりと冷えるから、
今年初めてブーツを履いた。
今日も嬉しい出会いがたくさんあって、
ずっと胸がドキドキしていた。
伝えたいと思っていること・・というよりは、
私が好きでいること。
コトバにするのは難しいけど、
想いは凛とした透明な空気の中に存在し、
そして、誰かの心の中にそっと寄り添う。
蕾だった白いボケの花が静かに咲いていて、
そんなことが、ただただ嬉しい。

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2010.10.20

ずっと心の中で温めていたものが、
カタチになって現れた。
頭の中で想像することは難しく、
でも、これしかないと信じていたから不安はなかった。
年月を重ねて朽ちた木と、
錆びた丁番と、
カッコいい鉄脚。
空間が、キリリと引き締まる。
ここから始まるいろんなことを想像しながら、
少し背筋がピンとなる。

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2010.10.15
灯しびとの集い

Lemon treeのnoriさんが、
素敵なイベントに参加されます。
きっと今頃、もりもり製作に励んでいるはず。
初日は、私も張り切ってお手伝いに出かけます。
秋は、楽しみなことが多くてワクワク。

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2010.10.14
花束

季節外れのヒマワリを、
十三本束ねたブーケは、

ヒマワリが大好きな娘さんへ贈る、
十三歳の誕生日プレゼント。
素敵なお話。

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2010.10.13
秋色

今朝の花市場は、すっかり秋色めいていた。
少し色付いたオリーブの実と、
秋色水無月。
好きな花だけを、少しずつ選んで持ち帰る。
水切り作業をしながら、

アトリエいっぱいに広がったバジルとユーカリの香りに、
思いっきり深呼吸。
昨日は満開だった金木犀の花が、いっぱい散っていて、
その儚さを思う。
日々変わりゆく姿は、生きているからこそ。

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2010.10.12

子供達の秋の行事が一通り終わり、
久しぶりにアトリエに向かうと、
出迎えてくれたのは、
少し色付いた南天の実と、色鮮やかな金木犀の花。
思わず小さく声をあげ、
やっぱり秋が好きだと思った。
頭の中で色々と想像することは楽しくて、
それがカタチとなっていくことは、
きっともっと楽しくて、
創造していることを、想像してみる。
色も形も風合いも、ただただ自然なままに。

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2010.10.6

柿の木のこと。
アトリエの庭の片隅に、大きな柿の木がある。
小さかった実が少しずつ少しずつ膨らんで、
そして、ほんのりと色付いてきた。
十三個の柿の実が生っていることを教えてくれた、
お隣の管理人のおじさんは、
いつもその柿を、愛おしそうに見上げている。
私もまた、その姿を微笑ましく感じながら眺めている。
柿の実は好きに採ってもいいですよ、と言ってくれたけど、
いつか自然に落ちてしまう日まで、
多分こうしていつまでも眺めているのだと思う。

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2010.9.29
新米

まだまだ陽射しは強くとも、風は涼しく感じられ、
季節は秋に移りゆく。
長く厳しかった夏に、ようやくピリオド。
少し疲れた身体に嬉しいおむすびは、
実りの秋の贈り物。

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2010.9.27
秋色

栗の木、野ばら、紅万作、姫りんご。
小瓶、明かりを灯す小さなブリキ缶、古い籠。
入荷したばかりのモノを集め、
少しずつ秋色に染まりつつあるアトリエ。、

明日は雨・・かな。

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2010.9.22
中秋の名月

ゆっくりとパソコンの前に座れないほどに、
忙しい毎日が駆け足で過ぎてゆき、
ある日突然、秋がやって来た。
この二週間の間にも、
いろんな人と出会い、いろんな場所に出かけ、
そして、いろんな花と戯れた。
書き留めておきたいことが、ぎゅっと詰まった日々。
花梨のブーケ。
鈴なりの姫りんごの木。
素敵なフレームの贈り物。
小さなお盆のこと。
久しぶりに会えた友人。
点と点が線になる時。
繋がっていること。
思い続けていれば、きっと夢は叶うということ。
そして、その夢には終わりがないこと。
人は一生、夢を持ち続けていく生き物なのだということ。
今夜は、月が見えない中秋の名月。

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2010.9.10
シダ

一日の終わりには、反省することも多く、
それでも、嬉しい出来事の方がたくさんあるから、
充実した毎日を過ごしていられるのだと思う。
色んなご縁があり、嬉しい再会があり、
花への感謝を想う日々。
植物にはいろんな種類があって、
まだまだ知らないことばかり。
未熟な自分だけれど、
たくさんの方々に支えられ、
これからも日々学んでいくのだと思う。

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2010.9.9
重陽の節句

普段はほとんど仕入れることのない花だけど、
今日は、ぜひ飾ってみたい。
菊の節句とも呼ばれる、重陽の節句。
古典的な花だから、馴染みは薄いけれど、
この日ばかりは、愛でてみよう。

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2010.9.8

暑い日々が続いているけれど、
吹く風は少し涼しく感じられ、
確実に季節は秋へと向かっている。
大きな栗の木が入荷し、
必死で枝を裁きながら、
コロンと落ちたいがぐりを拾っては、
小さな秋を見つけた気がして。

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2010.9.7
EDANE

ずっと行きたかった場所へ。
大きな窓から見える木々の緑と、
透き通った空気を感じ、
アートな雰囲気の中で、いろんなことを吸収する。

久しぶりのお出かけは、とても充実した時間。
アトリエに届いていたDMには、
とっても素敵なお知らせが。
この秋には、いろんな楽しみが待っている。

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2010.9.6
雲龍柳

今朝仕入れたばかりの柳のつるを、
くるっと巻いてリースにしてみた。
歪なカタチ。

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2010.9.4
寄り添う。

実家で見つけた懐かしい器は、
昔、お祝いにいただいた骨董のもの。
微妙に大きさが違う二つのそれらは、
今も慎ましく寄り添っていた。
茶道を嗜んでいた頃には何度か使っていたけれど、
しばらくは古い木箱に眠ったままで、
それではもったいないからと、
アトリエに飾ってみることにした。
ただそこに並んでいるだけで、微笑ましく思えるのだ。

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2010.8.31
ドライフラワー

みずみずしく咲き誇っていた時期を過ぎた花。
ドライフラワーと呼ばれているそれらが、
じつはあまり好きではなかった。
でも今は、作為なく自然なままに姿を変えてゆく花が、
とても愛おしく感じている。
だからあえて、色があせても、葉が落ちても、
何も手を加えずにいよう。
長いようで短かった八月が、今日で終わる。
懐かしい友人から届いた葉書を読み返し、
妙に彼女に会いたくなった。
なかなか書けずにいた返事を、
明日こそはちゃんと書こうと思う。

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2010.8.28
花時間

暑い暑い一日。
涼しげに咲いている花を眺めていると、
あっという間に時間が過ぎてゆく。
夕方まで、一度も時計を見ることはなく、
それでも陽の傾きだけで、なんとなく時を感じる。
今日もまた、嬉しい出会いに感謝しつつ。

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2010.8.27

もう八月も終わろうとしているのに、
相変わらずに暑い毎日。
仕入れが終わり、
花の水切り作業を終え、
アトリエの掃除をし、
ホッと一息ついた途端に、久しぶりの夕立ちが。
あわてて家に帰り着くと、雨は上がり、
見上げた空には、綺麗な虹がかかっていた。
明日もまた、素敵な一日になりますように。

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2010.8.24
風船カズラ

今朝は、いつもより早くに出かけたせいか、
風が涼しく感じられた。
タイヤの空気が半分抜けてしまっていたことを忘れて、
必死で自転車を走らせる。
涼しかったのはその時だけで、今日も厳しい猛暑日。
アトリエの花たちが、
この暑さを乗り越えてくれますように、
暑い中、足を運んでくださった皆さまが、
少しでも涼しい気分でいられますようにと、
祈るような気持ちになる。
風船カズラの実がポロリと落ちて、
拾っては、飾ってみたり。

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2010.8.18
仄灯

硝子のゆらゆらが床に映り、
その歌声が、心に染みた。

 夕闇に 揺れる ほのお
 青く 暮れる 太陽

 波に溶けて
 染みわたる
 ゆたかな薫りに
 あしたへと

 ほのぼの ゆらめく
 陽射のように
 やわらかにそっと よりそう言葉
 
 結んだ手を ほどいて
 ふくらむ ぬくもりを 包む

 日々は とどまる
 にじんで しみこむ
 仄かに ともす
 あなたの 灯りを

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2010.8.17
地肌

アトリエの玄関前に広がっていたどくだみの葉が、
綺麗に抜き取られていた。
うっそうとしてはいたけれど、
自然なままに咲き誇っていたどくだみが好きだったから、
ちょっと悲しくなった。
むき出しになった灰色の地面を見て、
かなり悲しくなった。
この夏を乗り越えたら、
またいつか、緑のじゅうたんが広がっていますように。

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2010.8.15
祈り

ずっと心の中で想い続けている大切な人へ、
小さな小さなブーケを作った。
どうか、遠い空まで届きますように。

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2010.8.11
あじさい

阪急百貨店で開催中のイベントに出展されている、
sorajiさんのお店へ。
可愛いアクセサリーや陶器、naraさんのカッコいいリースなどなど、
ryokoさんセレクトの素敵な雑貨たちが並んでいて、
一緒に出かけた娘も、お目当てのモノをゲットできたと満足気。
ニュアンスのある微妙な色をセレクトして作った、
いつものシンプルなあじさいリースも並べていただき、
たくさんの人で大賑わいの百貨店の一角に、
彩りを添えられることができていたら、嬉しいな。

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2010.8.7
アトリエのこと。

「ここは、お花やさんですか?」って聞かれて、
いつも答えに困ってしまう。
普段は作業場となっている場所で、
いつかはお花のお教室も再開したいと思っていて、
でもせっかくだから皆さんに作品を見ていただける場として、
時々はオープンしようと、始めてみた。
一番の理由は、生のお花に触れたかった・・のだと思う。
いろんな花をたくさん集めてアレンジをするのとは違って、
大きな花束を作るのとも違って、
一輪一輪に思いを込めて、花をあしらいたくなったのだ。
日本古来の生け花に夢中だった頃の自分に、
寄り添ってみたくなった。

今まで好きで集めてきた古い小物や器、思い出のモノなど、
飾ってはいるけれど、
手放せないものも多くて、
お店のようにはいかないし、

花やさんと言うにはあまりにも程遠く、
それでも、花にまつわる色んなことを、
自分なりに、提案していきたいと思っている。

これからどんな方向に向かっていくのか、
まだ手探りの状態で、
だから、花のアトリエという曖昧な位置付けでスタートした。
あれこれいろんな言葉を並べてみても、
ちゃんとした説明にならず、心苦しい思いはあるけれど、
今の一番の思いは、

この場所から、お花を通して何かがお伝えできれば、
それだけで、とても幸せなことだと思っている。
ナナカマドの実がいっぱい落ちては踏んでしまい、
白かった床が色んな色に染まってきた。
この場所での風景は、どんなふうに変わりゆくのだろう。

実りの秋には、ちょっと楽しみなことが待っている。

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2010.8.5
水無月

よりによって、この夏一番の猛暑日。
朝の自転車通勤で、一汗かいた。
お花の水切り作業をし、ガラス瓶にあしらってみると、
だんだん汗も引いてきて、心が落ち着いてきた。
noriさんにもお手伝いをお願いして、
オープン四日目を迎える。
この暑い中、たくさんの方が来てくださって、
いつもはひっそりとしたアトリエが、とても華やかな空間に。
ご遠方からはるばるお越しくださった方や、
夏休み中のお子様を連れて遊びに来てくださった方、
雑誌を見て訪問してくださった方々、
小さなお庭をもう一度見に来てくださった方、
いろんな方と出会うことができ、
改めて、感謝の気持ちでいっぱいになる。
人と人が繋がっていくことは、偶然ではなく必然で、
だから私が、お花を通してこんなふうにいられることも、
過去に経験した全てのことが、
今に繋がっているような気がしている。
今日出会えたたくさんの方の笑顔に感謝しながら、
ふと、そんなことを考えていた。
少し首を垂れた水無月が、優しく話しかけてくれているみたいで。

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2010.7.31
夏の花

酷暑の毎日。
アトリエに行けなかった二日間の間に、
庭のアカシアの木が、少し元気をなくしてしまう。
ごめん・・って何度も謝りながら、
早く元気を取り戻してくれますようにと、
祈りながらのお水やり。
あじさいはすっかりドライになり、
色はあせても良い雰囲気に。
今日で七月も終わり、これから夏も本番。
来週は、涼しげで強い花に出会えますように。

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2010.7.30
soraji

朝一番に、sorajiさんへリースを納品し、
娘から頼まれていた、
kuuさんのイラストカードを何枚か購入。

そしてそのsorajiさんが、
八月に阪急百貨店のイベントに出展されます。
新しい作家さんの作品も見られるそうで、
そちらもまた楽しみ。

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2010.7.24

この三日間のこと。
新しくカフェをオープンされたひつじ舎さんで、
美味しいランチをいただいたのが一昨日。
noriさんとryokoさん、
それぞれの色々に刺激をもらい、
アトリエに届いていたお届け物にドキドキし、
少し背筋がピンとなる。
昨日は、夏用に髪をすっきりと切り、
今日は大好きな場所へと向かう。
お店のこと、そこにたどり着くまでのご縁、繋がり、これからのこと、
いろんなお話をたくさんしたら、
少し自分のことが見えてきた。
あの日のあの蕾が、可憐に咲いていたから、
なんだか嬉しくなってきて。

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2010.7.16
灼熱

七月のオープン日を終え、
咲ききった芍薬の花びらが、はらりと散った。
湿った梅雨が突然に明け、
灼熱の夏がやって来る。
色々と、色々と、心の準備を。

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2010.7.13
感謝

三度目のオープン日は、初めての雨。
湿気を含んで、しっとりとした空気の中、
クレマチスの柔らかな線と、
ミントの爽やかな香り、
ニゲラの涼しげな葉が、
少し薄暗いアトリエに、彩りを添えてくれた。
今日も朝からたくさんの方にお越しいただいて、
相変わらずに手際の悪い自分を反省しつつも、
のんびりと待ってくださった皆さまには、
心から感謝の気持ちでいっぱいになる。
来てくださった方お一人お一人と、
ゆっくりお話ができなかったことがとても心残りだけれど、
知り合いの方々も、初めましての方も、
思いがけない方の嬉しい訪問にも心が躍り、
たくさんの方と繋がっていられるこの場所にも、
感謝の気持ちでいっぱいになる。
もうすぐ梅雨も明け、
そして、暑い暑い夏がやって来る。
花には厳しい季節だけれど、
夏の暑さを癒してくれるのもまた、花の力なのだ。

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2010.7.10
花かご

今日は、とっても可愛いお客さまが来てくれた。
お花を見るなり、わぁ〜!って声をあげ、
こんな小さなアトリエなのに、
ぐるぐると歩き回っては、いっぱいお話してくれた。
なんて素敵な女の子。
「自然なものが好きなんですか?」って、
真っ直ぐな目で聞いてくれたから、
「うん、大好きだよ」って、真っ直ぐに答えた。
そう、私は自然なものが大好きなのだ。
柔らかで濁りがない感受性に触れ、
自分の心の中を再確認する。
花籠を提げながら、
何度も振り返り手を振ってくれた彼女に、
心の中で、何度もありがとうを言った。

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2010.7.9
紫陽花

一番好きな花は、あじさいだった。
もちろん今も好きだけど、
少しずつ好みは変わっていく気がする。
言葉にするのは難しいけれど、
眺めているだけで、
心に風が通るような、
そんな花が好き。
いろんな表情を見せてくれる気まぐれなあじさいがいて、
季節が変わるごとに移りゆく花たちがいて、
だから、一番なんて決められないのだ。

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2010.7.8
ひとつずつ

sorajiさんへ納品するリースを作り終え、
片付けを始めた時に、
ふと、この数日間の出来事を思い返す。
まだまだやらなければいけないことはたくさんあるけれど、
何事も、一つ一つ大切に。
そして、一歩一歩。

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2010.7.7
オバータ

つるのようにも見える不思議なこの子は、
木の根っこだそう。
根っこなのに、上からぶら下がっているのだと聞いて、
ますます不思議。
何かできそうで、じっくりと考えてみる。
ただ置いているだけでも可愛いから、
答えは急がずにいよう。
急に振り出した雨のせいで、
今夜、せっかくの星は見られないだろうけれど、
願い事は、ちゃんと心で思いつつ。

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2010.7.6
椅子

アトリエオープン、二日目。
朝一番に、嬉しいお届け物があり、
胸を躍らせながらのスタート。
今日も、たくさんの方に足を運んでいただいて、
本当に嬉しかった。
一輪一輪の草花を、ゆっくりと見てくださる方、
小さなお庭を、じっくりと眺めてくださった方、
さりげない部分にも、足を止めてくださる方。
たくさんの笑顔に励まされ、
あっという間に一日が終わる。
相変わらずの手際の悪さを反省しつつも、
まったりとした充実感に浸りながら、
そっと椅子に腰掛けてみる。
心地良い疲れを感じながら、
少し薄暗い夕暮れ時のこの場所に居る時間も、
とっても気に入っている。

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2010.7.5
スカビオサ

頼りなくて、優しい雰囲気が好きな花。
大きく咲いているのに、
花びらが儚げで、
すぐに折れてしまいそうな茎だけど、
凛としている。
うつむいて咲く花は泣いている、って聞いたことがあるけど、
私はそうは思わなくて、
控えめな雰囲気の中にも、力強ささえ感じられる。
明日は二度目のオープン日。
涼しげなお花をご用意して、
お待ちしております。

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2010.6.30
芍薬

小さく蕾んでいた芍薬が、
やがて大きく花開き、
そして散っていく。
変わりゆく
姿、そのどれもが愛おしくて。

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2010.6.27
年月

アトリエのすぐ傍にある古い建物が、
解体されることになった。
周りを取り囲んでいた木々達が、
次々と切り落とされていく。
何十年もの歳月を経て、
建物と共に成長し、そこに根付いていた木々。
こんもりと茂った緑を眺めるのが大好きだった。

なんとも言えない悲しい気持ちになって、
しばらくその場に立ち尽くす。
そして、今のアトリエを借りるきっかけとなったこの建物が、
もうすぐ無くなってしまう。

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2010.6.26
絵と写真

アトリエの壁が淋しいからと、
写真を貼ってみることを薦めてくれた長女。
父から譲り受けた、
古いヤシカのカメラで撮ったお気に入りの写真と、
娘がノートの片隅に描いていた女の子の絵を、
白い壁に貼りつけてみた。

さりげなくて、なかなか気に入っている。

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2010.6.25
花と実

蒸し暑い毎日。
アトリエの草木が、花を咲かせ、実に色をつけた。
小さくて可憐な利休草の花、
紫のブルーベリーと、
赤く色付いたハゼの実。
娘が下校途中に見つけたのは、四つ葉のクローバー。
ふと足元を見たら、そこにあったのだと言う。
日々の小さな幸せは、
必死で捜し求めるものではなくて、

ふと気がつくと、
すぐ目の前に、落ちているものなのだと思う。

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2010.6.24
オープン

梅雨の中休み。
嘘のような青空の下、
小さなアトリエは、オープンしました。
こんなひっそりとした場所に、
朝からたくさんの方に足を運んでいただいて、
コトバにならないくらいに嬉しくて。
こんなにも多くの方に支えられて、
今、私はこうしてここにいられる。

いつもお世話になっている方、
ずっと自宅のレッスンに通っていただいていた方々、
仲良しの友人、
HPを通して遠くから励ましのお言葉をいただいていた方、
初めましての方、
新しい出会いに感謝しながら、
充実した時間は、あっという間に過ぎてゆく。
行き届かないこともたくさんあったと思うけれど、
今日は、始まりの日。
たくさんの方の笑顔や、
嬉しいお言葉に励まされ、いっぱいの勇気をもらった。
オープンに向けて、
まるで自分のことのように一生懸命に協力してくれた友人、
朝からお手伝いに来てくれた妹、
いつも励まし支えてくれる家族と、
応援してくれる両親に心から感謝をし、
これからも、一歩一歩、
自分らしく歩いていけたらいいなと思う。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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2010.6.22
アトリエ

明後日のオープンに向けて、
せっせと準備に励む毎日。
何しろ全てのことが初めてで、
慣れないことの連続で、
足りないことがありそうで、
ちょっと不安で、とっても楽しみで。
こんなひっそりとした場所に、
誰かが足を運んでくださるのかと思うだけで、
胸はドキドキするばかり。
そんなこんなで
明後日、
この小さなアトリエを、
オープンする運びとなりました。

当日は、行き届かないことも多いかとは思いますが、
どうぞ暖かい目で見守っていただければ幸いです。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。 ***

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2010.6.21

花市場から持ち帰った花の、水切り作業。
今朝のアトリエは、
湿気をいっぱい含んで、雨の匂い。
花には嬉しい季節だけれど、
できれば三日後のオープン日には、晴れてくれると嬉しいな。
せめて曇り・・とか。
でも、期待するのはやめておこう。
思い返せば、
大切な日は必ず雨だったし、
今は梅雨の時期なのだし、
筋金入りの雨女・・なのだし。

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2010.6.19

花のカタチをしていたり、
花を結んでみたり、
つなげてみたり、
花びらを散らしてみたり。
花に囲まれる毎日で。

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2010.6.18
月桂樹

朝からsorajiさんへ、リースを納品。
もうすぐ四年目を迎えるsorajiのryokoさんが、
「もう、百個くらいはリースを作ってもらったのかな。
そう考えると、感慨深いね。」と言った。
sorajiさんとのご縁があってから数年、
たくさんの方々に、作品を見ていただく機会をいただき、
そして、店主のryokoさんからは、多くのことを学んだ。
繋がっていくことの感謝を思い、
私もまた、胸がじんわりと温かくなる。
外は雨。
午後からは、少し薄暗いアトリエで作業しながら、友人を待つ。
焼きたてのくるみパンの香ばしい香りと、
優しい笑顔と共にやって来た友人との久しぶりの再開に、
ついつい嬉しくなって、楽しくお喋りが弾む。
帰り際、アトリエの玄関前の木を見て、友人が言った。
「これって、月桂樹だね。」
なんで今まで気付かなかったんだろう。
嬉しい発見に、心が躍った。

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2010.6.16
落書き

テーブルの上に無造作に置かれていた、
娘の落書きを発見。

またまたコピー用紙の裏に、
なんとなく描いてみただけだと言う。
一瞬でサラリと描いてしまう「落書き」は、
絵心のない私の心を、
いつも温かくしてくれるのだ。

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2010.6.15
ノック

懐かしい社名の入ったレトロなパネル。
そこから響き渡るのは、
驚くほどに大きな玄関のブザー音。
鳴るたびにいつもビックリしてしまうので、
これでは落ち着いていられないからと、
思いきって音源の線を外してみた。
そんな訳で、アトリエの玄関ブザーは鳴りません。
お越しの際には、トントントンと、ノックをしてくださいませ。
ちょっと懐かしい感じで、結構気に入っている。

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2010.6.14
製作中。

無理に絞り出すことはせず、
自然と湧いてきたイメージだけは取りこぼさないように、
そんなふうにして、
作品と向き合う日々。
製作に集中している時間は、あっという間に過ぎてゆく。

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2010.6.11
芍薬とブルーベリー

丸い蕾も大好きだし、
少しずつ花びらが開いていく様も魅力的な、芍薬の花。
まだ色づく前の、青いブルーベリーの実。
朝の花市場は、やっぱり好きな場所。

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2010.6.10
風に吹かれて

ベランダのオリーブの木の根元で育った小さな芽が、
あっという間に大きくなって、
花を咲かせ、実をつけた。
小鳥が運んできてくれたのか、
風に吹かれてやってきたのか、
名前も知らないこの植物が、妙に愛しくて仕方がない。
流れるままに流れていると、
自然と小さな幸せは、
風に吹かれてやってきて、そっと手のひらの上で咲く。

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2010.6.8
換気扇

ずっと気になっていたレンジフードカバーを、
思い切って外してみた。
むき出しの換気扇。
何かで隠してみようかとも思ったけれど、
無機質な感じが悪くなくて、
あえて見せたままでもいいような気がしている。
ちょっと、かっこ良さも感じたり。

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2010.6.7
「突然の贈り物」

作品作りは、好きな音楽を聴きながら。
何度も何度もリピートしては、
どっぷりと世界に浸る。
この曲を夫に教えてもらったのは、もう二十年近くも昔の話。
大貫さんの声には、心地良い安心感がある。
小さな作品をいくつか作ったら、少し眠気がやってきた。
昨夜は、ついつい遅くまで「深夜食堂」を観てしまい、
すっかり夜更かししてしまった。
そして、バターライスとカツ丼が、無性に食べたくなったのだ。

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2010.6.5
オープン

小さなアトリエをスタートして数日、
少しずつ少しずつ手を加えながら、
それでもまだまだ未完成なこの場所だけど、
皆さまにぜひ足を運んでいただけますよう、
アトリエをオープンしようと思います。
日々作りためている作品と、季節の草花に、
どうぞ会いに来てください。  
詳細はこちらまで。  

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2010.6.4
奈良

私にとっては、新境地の奈良へ。
ナナツモリ、なづな、恵古箱さん。
どちらも、素敵な場所だった。
それぞれに違った居心地の良さがあり、
店主さんのお人柄や、おもてなしにも触れ、
多くのことを学んだ気がする。
いろんな人が、いろんな感性を持ち、
いろんなカタチで表現していく。
そのどれもが新鮮に感じられ、
刺激となり、栄養となり、
そして、ふと自分の立ち位置を確かめる。
自分の身の丈はわかっている。
だから、背伸びはしないでいよう。

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2010.6.2
玄米

すっかり玄米にハマっている。
水加減やら、お鍋での炊き時間など、
なんとなく感覚がつかめてきて、
最近は、美味しく炊けるようになってきた。
娘のお弁当の残りをかき集め、
玄米おにぎりを握ったら、
作業の合間に、一人お昼ごはん。
香ばしくて美味しくて、
栄養価も高く、
身体に優しいときたら、やめられない。

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2010.6.1
どくだみ

アトリエの玄関前には、どくだみが花盛り。
何本か摘んでは、一輪差しに活けてみる。
独特の匂いは少し気になるけれど、
日陰に自生する力強さが、なんとも健気で。

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