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2019.12.30 |
始まり |
この一年、
駆け抜けた日々が終わろうとしています。
終わりは、新しい世界への始まり。
果てしなく広がる空で、すべては繋がっていること。
かきわけた雲の向こうに、光が溢れていること。
大切な人たちの幸せを心から願い、
すべては光へと向かっていることを信じ、
これからも日々を大切に生きていく。
今年も、植物を通してたくさんの方々に出会うことができました。
本当にありがとうございました。
どうぞ良い年をお迎えください。
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2019.12.15 |
光 |
夏に生けたナツハゼが、
紅葉し、落葉し、
また新たな芽吹きが生まれていた。
終わりと始まりは共に存ることを、
自らの姿で讃えてくれる、植物の尊さ。
大切な友人は、軽やかに次のステージへと飛び立っていく。
きらきらと、光を放ち。
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2019.12.12 |
宿る |
桜の花芽が生まれた木に、宿る木。
すべては流れるままに流れていて、
植物は、必要な場所へと行く。
そのことを、再確認できた日。
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2019.12.6 |
宿り木 |
キラキラと光る実、
遠い山から、ヤドリギが届きました。
大きな木、小さな木、
桜の木に根付いた不思議。
明日と明後日は、アトリエオープン日です。
ヤドリギのある風景を、ぜひお楽しみください。
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2019.12.2 |
森森と |
森森と calanthe作品展、終了いたしました。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。
植物の在る場所に、木々のうつくしい作品は立ち並び、
清らかな香りを放ち、呼吸しながら生きている。
最後の一日は、宇の加藤あつみさんによりますお食事会でした。
あつみさんのお料理には、土を感じます。
力強く、命と向き合っている。
命と向き合っていく。
人も植物も、大地に根付いて生きていること、
人もまた自然の一部であること、
見えないけど、すべては繋がっていること、
様々な想いに満ち溢れた時間となりました。
うつくしい木々でアトリエを彩ってくれたcalantheの尾アさん、
心を尽くし美味しいお料理をつくってくださった宇のあつみさん、
展示にお運びくださった皆さま、
特別な時を共に過ごしてくださった皆さまに、
心から感謝申し上げます。
十二月、始まりの日に。
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2019.11.30 |
森森と |
展示は、今日が最終日となります。
木々のある風景を、お楽しみいただけましたら幸いです。
尚、明日は宇の加藤あつみさんにお越しいただきまして、
お食事会をおこないます。
こちらは、ご予約いただいた方のみとなっております。
11月最後の一日、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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2019.11.29 |
森森と |
木々の香りが、
人々の気配とともに変化している。
午後の光も、夜の静けさも、
静かに受け止めながら、風景はここに在ります。
森森と calanthe作品展は、明日までとなります。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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2019.11.24 |
森森と |
展示は、三日目を迎えます。
連日たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございます。
包まれるような木の椅子に座り、
杉の木の塊に触れ、ぜひ感じていただきたい風景です。
木々の作品のほか、古い器、硝子ビンなど、
展示されているものはすべて販売しております。
森森と calanthe作品展は、11月30日土曜日までとなります。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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2019.11.22 |
森森と |
うつくしい木の器に、花を生けました。
遠い山の風景、
木々の声を聴きながら、
森森と calanthe作品展、明日より始まります。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2019.11.18 |
木 |
初めてcalantheさんで硝子ケースを購入したのは、十数年前。
古い門扉を天板にした大きなテーブル、
ガラスの戸棚、
フランスの田舎で見つけられたテーブルや椅子、
当時は古い家具の手直しもされていたcalantheで選んだものが、
アトリエにはたくさんあります。
今はオリジナル家具の制作を中心に、
様々なデザインなども手掛けられ、
鳥の巣という名の針のない剣山も、
押し花の額装も、すべて彼のデザインと制作によるものです。
どこか遠い風景を見ているような、
そんな感覚の向こうにあるもの。
椅子だけど、それは静かな木です。
遠く昔の風景を思い描き、
木の声を聴くように、
ものは生まれます。
森森と calanthe作品展は、23日土曜日より始まります。
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2019.11.15 |
森 |
雨の目で見る世界は、
まるで小さな森みたい。
澄んだ瞳の、ずっと奥。
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2019.11.7 |
サフラン |
秋咲きのサフラン。
小さな球根から生まれた、愛らしい花。
巡る命。
命は、巡る。
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2019.11.5 |
食事会 |
森森と calanthe 作品展最終日のお食事会は、
12月1日(日)12時からと18時からの二部制となっております。
午後は窓から降り注ぐ光の中で、
夜は静かな灯りの下で、
calanthe尾アさんの木々の作品に囲まれ、
宇あつみさんの温かなお料理をいただきます。
アトリエでは、初めてのお食事会です。
素敵な冬の一日となりますように。
皆さまのお申込みをお待ちしております。
森森と calanthe作品展
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2019.11.4 |
半月 |
会いたくて、
空を見上げる。
わたしたちは、
時間も空間も、無いところで繋がっている。
半分の白い月の、あと半分。
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2019.10.31 |
食事会 |
森森と calanthe作品展、最終日の12月1日(日)は、
宇の加藤あつみさんにお越しいただきまして、
お食事会を開催いたします。
calantheのテーブルと椅子、作品に囲まれ、
あつみさんのお料理をお召し上がりいただきながら、
ゆったりとした時間をお過ごしください。
前菜、スープ、メイン料理、デザート(ローケーキ)、
ドリンク、ワインのご用意もあります。
この日のために、お野菜を中心とした、
大らかな心に染み入るメニューを考えてくださいました。
メールにて、お申込みを受け付けいたします。
12月の始まりの日、
皆さまと共に素敵な時間を過ごせますように。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
森森と calanthe作品展
食事会 12月1日(日) 12時〜 / 18時〜
お申込み info@kfleurs.com
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2019.10.17 |
森森と |
11月の終わり、
アトリエにて、calanthe作品展を開催いたします。
遠く昔の風景を思い描き、
木の声を聴くように、
ものは生まれます。
「森森と」 calanthe作品展
2019年11月23日(土)〜11月30日(土) 12〜18時
また、12月1日(日)は、宇の加藤あつみさんにお越しいただいて、
お食事会をおこないます。
calantheの家具で、あつみさんのお料理を。
詳細は、後日改めてお知らせいたします。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
森森と calanthe 作品展
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2019.10.16 |
金木犀 |
アトリエの金木犀が、満開となりました。
甘い香りと、色鮮やかな花々。
大きな金木犀のトンネルをくぐると、アトリエの扉はあります。
ただいま、おかえり。
週末は雨、かな。
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2019.10.15 |
みのり市 |
あべの王子みのり市、終了いたしました。
たくさんの方々にお越しいただきまして、
本当にありがとうございました。
秋の実りを思い、感謝と祈りの一日となりました。
世界が光に包まれますように。
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2019.10.8 |
祈り |
真っ白な、グミの花が咲きました。
秋に咲く、ナワシログミ。
白い花は、祈りだと思う。
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2019.10.7 |
あべの王子みのり市 |
今年も、あべの王子みのり市に参加させていただきます。
みのりの時、
木々と草花、蔓と実。
自然界からの贈りものをお届けいたします。
大らかで、実り豊かな植物の姿をお楽しみいただけますように。
皆さまのお越しをお待ちしております。
あべの王子みのり市
10月13日(日) 10〜15時 於 阿倍王子神社
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2019.10.5 |
葛 |
見上げたら、葛の花が咲いていて、
こんなところに、と思った朝。
何でもない一日の、ささやかな発見。
10月より、
アトリエのオープン時間を12時から18時とさせていただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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2019.9.28 |
金木犀 |
ふわっと、金木犀の香りがした帰り道。
風と、水と、土と、光。
木々に抱かれた、うつくしい場所で。
明日と明後日は、9月最後のアトリエオープン日です。
秋の草花と、木々の香りと、
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2019.9.27 |
命 |
木は生きている。
私は生かされている。
呼吸するところの大気の中で、
息することの儚さを思う。
降り注ぐ光に、命は巡る。
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2019.9.22 |
波動 |
植物の話をしていたら、
人間の話をしていたら、
植物たちが、サワサワと音を立てて揺れ始めた。
人もまた自然の一部なのだから、
境界線は、無いのと同じ。
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2019.9.21 |
秋の花 |
真っ白な秋桜、
鮮やかな実の紫式部。
大切な花々の想い出と、秋の気配の儚さと。
言葉よりもっと、感覚の中で繋がっていく。
信じられるものは、
いつもかたちをもたないから、
生きたい世界を生きていく。
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2019.9.11 |
実 |
山柿が実り、
まだ青かったナツハゼの実は色付き始め、
季節は確かに秋へと向かっています。
長いお休みをいただいておりましたが、
明日よりアトリエをオープンいたします。
清々しく息する植物は、
ただそこに在るだけで愛おしい。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2019.9.10 |
天川 |
透明な水の底には、小さな魚が透けて見えた。
帰り道の暗い空には、白い星が光って見えた。
悲しみを知っているから、優しくなれる。
傷みを知っているから、強くなれる。
闇があるから光は見えるし、
終わりがあるから、今を生きる。
感情が、感覚が、時空を超えて行き来する。
月を見上げて、今を生きる。
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2019.9.9 |
光 |
風、
水、
土、
光。
今ここに「在る」ことを赦されたい。
ことばの意味を、確かめるみたいに歩いた日。
植物に、ただ触れられてさえいれば。 |
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2019.9.3 |
亜麻 |
亜麻の花殻を添え、
リネンバード北浜にて、しつらえを終えました。
店内には、15組の作家さまの素敵な作品が並び、
それぞれの植物が花咲いています。
清らかな香りに包まれた場所へ、
皆さまぜひお出かけください。
十周年、おめでとうございます。
「the linen bird KITAHAMA 10年目のアニバーサリーフェア」
2019年.9月3日(火)〜9月17日(火) at the line bird
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2019.8.31 |
the linen bird |
九月、
大阪北浜のリネンバードさんが、十周年を迎えられます。
「10年目のアニバーサリーフェア」といたしまして、
リネンバードの空間に、
キャンドルや刺繍、リトアニア工芸品、植物オブジェなど、
15組の作家さまの、植物をテーマにした作品の数々が並びます。
私は、その風景に植物をしつらえます。
リネンバードさんの十年目の始まりに、
皆さまどうぞお出かけください。
「the linen bird KITAHAMA 10年目のアニバーサリーフェア」
2019年.9月3日(火)〜9月17日(火) at the line bird
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2019.8.17 |
ウド |
ウドの花の蕾が生まれ、
まるで花火みたいって思う。
夕方の風が優しくなって、
季節は容赦なく進むけど、映像はいつも静かで。
全ては、自分自身の中に在る。
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2019.8.15 |
百日紅 |
いつもと違う道を歩き、
見たことのない景色に出会う。
本当は見えていたかもしれない空は、
こんなにも近くに在った。
新しい一年の、始まりの日。
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2019.8.14 |
仙人草 |
真っ白な花が咲いて、
雨を抱き締める。
今が一番幸せで、
今が一番さみしい。
明日は月が見えないから、
今だけは、このままで。
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2019.8.9 |
祈り |
想いを放り投げた空が、
あまりに広くて泣けてくる。
蝉の声が遠くに聴こえ、
祈り続けた日々のこと。
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2019.8.4 |
ことば |
ふと降りてきた言葉が、
今の自分のすべてだった。
生きてこそ
枯れてなお
見上げた空の細い月。
大切な本の行方。
今を、
今という一瞬を。
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2019.7.27 |
実り |
7月のオープン日が、終了いたしました。
暑い中、雨の中、
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
8月は、アトリエをお休みさせていただきます。
まだ青い柿が生り、
生まれたての栗の実、
色付き始めたハゼの葉、
山の風景は、止まることなく次の季節へと進んでいます。
苦手な夏を、
大切な季節を、
心を整えて過ごしていきたいと思います。
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2019,7.26 |
青い龍 |
突然の大雨も、
冷たい足元も、
夜空の青い龍が、きっと呼んでいたのだと思う。
糺すの森を、雨に降られて歩いた日。
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2019.7.18 |
花々 |
夏山に咲く花々。
唐松草、シモツケ草、ムクゲ、草連玉、蛍袋・・
夏の香りは、
ほんの少しの寂しさと、
大切な日々の記憶。
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2019.7.16 |
満月 |
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 、終了いたしました。
七月の、月が生まれて満ちるまで。
normの静謐な空間と、武田さんの鉄、
植物はただ静かに寄り添うように、風景の中に在りました。
それぞれの思いが重なり、交わり、
静かに在ることは、うつくしいのだと知りました。
このような機会をいただきましたこと、心から感謝しています。
normの坂上さん、
HOUSEHOLDINDUSTRYの武田さんとまきこさん、
お越しくださった皆さまへ、
本当にありがとうございました。
あともう少しの、満ちた月へ。
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2019.7.8 |
七夕に |
normさんにて、
植物の販売を終了いたしました。
初めての和歌山でしたが、
たくさんの方にお越しいただきまして、ありがとうございました。
normの静かな空間と、
鉄の作品に寄り添うように、
夏の山を生きた植物は、うつくしく在りました。
どんな言葉で伝えればいいのだろう。
自分の無力さを思いながら、
それでも植物の波動は、きっと伝わっていたのだと感じています。
七夕の一日は、夢のような幸せな時間でした。
本当にありがとうございました。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 「鍛冶屋のいえ」は、
7月15日まで続きます。
normの空間に広がる鉄の作品と、
時間と共に変わりゆく植物の姿を、引き続きお楽しみください。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 2019.7.5〜7.15
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2019.7.6 |
植物 |
明日7月7日、
normさんにて、植物の販売をさせていただきます。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 鍛冶屋のいえ 三日目、
緑深い夏の山の植物とともに、
皆さまのお越しをお待ちしております。
norm 和歌山市小野町3-43 旧西本組本社ビル1階
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 2019.7.5〜7.15 |
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2019.7.4 |
鍛冶屋のいえ |
和歌山のnormさんにて、
HOUSEHOLD INDUSTRY exhibision 鍛冶屋のいえ、
明日より始まります。
normの静謐な空気と、
線を描く黒い鉄。
夏の山の植物は、風景の中に静かに在ります。
皆さまぜひご覧ください。
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2019.7.1 |
norm |
今日から7月。
苦手な夏が始まり、好きな雨は降り続く。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivisionが開催されます、
和歌山市のnormさん。
大正後期に建てられ、
国の有形文化財にも登録されている歴史的建造物の一階に、
その空間は在ります。
古いものと新しいもの
長く愛用されたものはいまに
新しいものは次の世代に残せるように
店主の坂上さんの言葉です。
この静謐な空間に、HOUSEHOLD INDUSTRYの鉄。
その風景に、植物を。
7月7日には、展示にしつらえた植物の他に、
夏に生きる野生の植物の販売もいたします。
和歌山では、初めての出店となります。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision 2019.7.5〜7.15
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2019.6.29 |
HOUSEHOLD INDUSTRY |
和歌山県海南市を拠点とする鍛冶屋、
HOUSEHOLD INDUSTRYの武田伸之さん。
初めてお会いした日、
植物に接する目や表情が真っ直ぐで、
とても印象的だったことを覚えています。
自然へのまなざし、
鉄への熱い想い。
彼らの住宅「鍛冶屋のいえ」から生まれた、
黒を纏うアイアン作品たちを携え、
初めての個展が、和歌山市のnormさんにて開催されます。
私は、その風景に植物を添えます。
大地から生まれた鉱物に、大地に根付く植物を。
皆さまのお越しをお待ちしております。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhibition 2019.7.5〜7.15
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2019.6.26 |
月と雨 |
なかなか降らないね。って話していたら、
急に雨が降り出した。
朝の月と、夜の雨。
咲かない笹百合を、生けた日。
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2019.6.22 |
夏至 |
帰り道の空の色が何だか変で、
心がざわざわしているのは、
きっとそのせいだ。
自分の未熟さを誰かのせいにして、
精神を保っていることの儚さ。
生きることは、
それでも生きていることは、
悲しいくらいに尊い。
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2019.6.16 |
焼菓子の日 |
peaceful space 坂田さんの焼き菓子の日、
終了いたしました。
二日間、たくさんの方々にお越しいただきまして、
ありがとうございました。
焼き菓子の甘い香りと木々の香り、
皆さまの笑顔に包まれて、とても幸せな二日間となりました。
硝子ケースに並んだ焼き菓子。
鮮やかなルバーブの色。
お菓子をつくることがとっても楽しいと彼女は微笑み、
つくるものには、その人となりが現れるものだと、
改めて感じることができました。
心を込めて焼き菓子をつくり、
アトリエでの時間を一緒に過ごしてくれたさかたさんと、
お越しくださった皆さまに、心から感謝いたします。
また、次の季節にも会えるといいな。
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2019.6.14 |
ルバーブのタルト |
peaceful space 焼き菓子の日。
昨日は、たくさんの方にお越しいただきまして
ありがとうございました。
アトリエが甘い香りに包まれて、
幸せな一日となりました。
明日も、美味しいスコーンやタルトがたくさん届きます。
坂田さんと初夏の植物と共に、
皆さまのお越しをお待ちしております。
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2019.6.12 |
peaceful space |
明日は、peaceful space 坂田寿子さんの焼き菓子の日。
定番のスコーンや、
季節の果物をつかった焼き菓子が届きます。
○ダブルクリームスコーン
○小豆とココナッツの全粒粉スコーン(13日)
○いちじくとピーカンナッツの全粒粉スコーン(15日)
○ルバーブのタルト
○early summer muffin
○グラノーラ
美味しい焼き菓子と、初夏の植物と、
坂田さんと共に、
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
peaceful space 焼き菓子の日
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2019.6.10 |
鍛冶屋のいえ |
鍛冶屋の朝は早い。
あたりは暗く、家族が眠るなか、目が覚める。
青い光。
窓から部屋に射す、青い光。
土間に伸びる。
欄間で切りとられた梁を見上げる。
ぼんやりと思考をめぐらせる
青いせかいのなかに。
・・・
7月の始まり、
和歌山県海南市を拠点とする鍛冶屋HOUSEHOLD INDUSTRY、
彼らの住宅「鍛冶屋のいえ」からうまれたアイアン作品の展示が、
和歌山市のnormさんにて開催されます。
normの静謐な空間に、黒を纏う鉄。
私は、その風景に植物をしつらえます。
大地から生まれた鉱物と、大地に根付く植物が、
青い光に満ちるとき。
ぜひご覧いただけましたら幸いです。
HOUSEHOLD INDUSTRY exhivision at norm
2019.7.5〜7.15
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2019.6.9 |
芍薬 |
柔らかな声と、ギターの音色に包まれた夜。
さびしくてしかたない
さびしくてしかたない
繰り返された言葉が、どこか遠くの方に木霊する。
散った花びらと、
さびしさを大切にしよう。
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2019.6.7 |
微花 |
花を生ける場所に、本を。
名ざせない植物をしたためた一冊が、
花のように在ります。
微かな花々に、心を留める。
そのまなざし。
微花さんより復刊されました本を、
アトリエにてお求めいただけます。
ぜひ手に取ってご覧ください。
絵本を開くように、
物語を読むように、
花を摘むように。
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2019.6.4 |
焼菓子の日 |
アトリエのドクダミ草が、満開となりました。
来週は、peaceful space 坂田寿子さんの焼き菓子の日。
定番のスコーンや、
初夏の果物をつかった美味しい焼き菓子が届きます。
ぜひ味わっていただきたい優しさです。
両日共に、坂田さんも来てくださいます。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
peaceful space 焼き菓子の日 6月13日(木)・15日(土)
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2019.5.28 |
小紫陽花 |
小紫陽花が咲いて、
雨の季節がやって来る。
昨日は、アトリエを初めて九年目の記念日でした。
山の木々と空の虹に見守られた一日。
植物と、支えてくださる皆さまに心からの感謝を思い、
今日から十年目が始まります。
心新たに、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2019.5.24 |
peaceful space |
6月、紫陽花の咲く頃、
peaceful space 坂田寿子さんより、
焼き菓子が届きます。
6月13日(木)・15日(土)の二日間、
アトリエにて販売させていただきます。
お菓子の詳細は、また改めてお知らせいたします。
(写真はイメージです)
大好きな雨の季節の、嬉しいお知らせ。
small serve(小さな奉仕)の心を大切に。
さかたさんのことばです。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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2019.5.19 |
木花 |
吊り花、
沢フタギ、
ズミ、
臼の木、
初夏の木々に咲く花の、愛らしさ。
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2019.5.12 |
mother |
風薫る。
この時期になると、
母はいつも、その言葉の掛け軸をしつらえていた。
息深く、
今この時を、整える。
足りない風が、吹きますように。
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2019.5.9 |
小楢 |
短くなった前髪が、
気持ち良くて、何だか軽い。
今日の彩りは、
ナラの木の虫こぶ。
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2019.5.6 |
木 |
木を見上げながら、
確かめるみたいに歩いた日。
受け取る感情も、
覆い込むような大らかさも、
それだけではない怖さと、
隣り合わせていることも。
木はいつも無言で、
包まれているような感覚のまま、
今もあの時間の中にいる。
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2019.5.3 |
オトコヨウゾメ |
雨が元気になって、
オトコヨウゾメの花が咲いた。
願うことより、感謝しよう。
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2019.5.2 |
菫 |
小さな花が咲いていて、
ささやかなものこそが偉大だと、
今、足元を見て思う。
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2019.4.29 |
雨 |
雨の朝、
清らかな瞳に、
光は降り注ぐ。
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2019.4.17 |
空 |
雪の残る山を臨み、
どこに向かっているのか、
どこに向かって行くのか。
「今日という、
とりあえずの
人生の一日に
必要なもののすべて」
本当の自由って、どこにあるんだろう。
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2019.4.8 |
声 |
水の音が遠くに聴こえて、
鳥の声は空を渡る。
聞き慣れた声が、
空気のように響きわたり、
信じられるものは、いつもかたちをもたない。
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2019.4.5 |
新月 |
二輪草が咲いて、
ショウジョウバカマが咲いた。
目の前にある小さなものが、
今必要なすべてだとして、
いつか広がる風景を思い、
見えない月に、祈りを込める。
ささやかな花々は、儚くて尊い。
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2019.3.27 |
月命日 |
新しい花鋏を買った。
少し小ぶりな蕨手。
初めて花鋏を手にしたのは、まだ十代の頃でした。
母が買ってくれた鋏を握りしめ、
おぼつかない手元で、
枝葉を切り、花生けを学んでいたあの頃。
切ることがこわくて、
切ることに迷って、
それでも、切ることを選んだ。
得たものではなく、
失ったものの総量が、人の人生と呼ばれるものの
たぶん全部ではないだろうか。
死は、素なのである。
手渡された言葉と、真新しい鋏を握りしめる。
失ってなお、その偉大さを知る大いなる存在について。
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2019.3.18 |
辛夷 |
覚えのない膝小僧の擦り傷が痛くて、
何度も目が覚めた夜。
清々しいとは言えない朝に、
心を打ち明けることも、
心から信じていることも、
会いたいと思える人がいて、
会いたいと言ってくれる人がいる。
コブシが咲いて、
コブシは香り、
植物に囲まれた今を、心から愛おしいと思えた日。
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2019.3.8 |
霧 |
雨の日の山々は、
霧に包まれていて、
いつかは晴れるかもしれない空を、
思い浮かべることができない。
槍のような言葉を、遠い空に放り投げて、
すべてを赦し、
すべてを手放す。
霧の向こうに在る世界が、どうか真っ白でありますように。
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2019.3.3 |
桃 |
植物は、必要な人のもとへと行く。
会いたい人に、会いにいく。
やっとやっと、
白い桃が咲きました。
満開の白桃は、きっと綺麗だろうな。
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2019.3.1 |
菜花 |
春は、
黄色い花から始まる。
蝋梅、万作、ダンコウ梅、サンシュユ、レンギョウ、
花は、野にあるやう。
名もなき花を捉えた、命の記号。
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2019.2.23 |
結界 |
整えるべきは、
自分自身の心の在り方。
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2019.2.21 |
紅 |
紅い、蕗の薹。
紅い、藪椿。
紅が気になるって、あの人は言った。
溶けていく月を見上げて、
首が痛くなるくらいに見上げて、
今、変化していくことを受け入れよう。
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2019.2.14 |
花便り |
嬉しい花便りに、心が躍る。
水仙、辛夷、野梅、木蓮、
それぞれの場所で、花は咲く。
きっと長くは続かない痛みを、
それさえも愛おしく感じる瞬間を、
ただ静かに流れていよう。
人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり
慌てて咲いてしまったあの桜は、
もう散ってしまったのかな。
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2019.2.9 |
而今 |
描く線は、
きっともっと自由でいい。
真っ直ぐでも、遠回りしても、
ただ感覚が向かう方へ行く。
過去にとらわれることなく、
未来を案じることもなく、
今この瞬間を生きていく。
今を、生きる。
植物が、教えてくれたこと。
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2019.2.5 |
立春 |
立春、新月の朝、
特別な一年の、始まりの時。
この場所に来られて、本当によかった。
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2019.2.2 |
野梅 |
紅梅が、ゆっくりと膨らみ始めた。
あの日、
あの場所で、
茶の香りと気配をまとって静かに咲いた、一輪の白梅。
ただ一つの信じる道を、
しっかりと歩き続ける姿が、神々しく見えた夜。
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2019.1.26 |
球根 |
窓辺に座り、
背中に暖かな陽を浴びながら過ごす午後。
うごめいていているような植物の姿と、
エネルギーの塊。
その目になれば、自ずと見えてくる。
生けることは、生きること。
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2019.1.25 |
雪柳 |
あの月を見た日から、何かが変わり始めた。
目の前の変化を受け入れること。
不要な感情を手放すこと。
いつだって心は不器用で、
危うさは、悲しいほどに正直で。
冷たい風が心地良い夜。
明日は雪が降るのかな。
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2024.1.24 |
風 |
溶けていく月を、
遠くから眺めている。
浅すぎる呼吸と、
風が吹く方へ。
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2019.1.21 |
木蓮 |
木蓮の蕾がほころぶ、冷たい季節。
思い出す風景は、いつも少し悲しい。
悲しくて、温かい。
木蓮は、うつくしい花です。 |
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2019.1.19 |
松 |
今日はきっと、
良い一日になると感じた朝。
一日の終わりに、同じ気持ちでいられて嬉しい。
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2019.1.9 |
球根 |
枯れた花をまとったまま、
新しい芽吹きは生まれる。
繰り返す命の、奥ゆかしさ。
糸月を見た夜、世界が変わって見えた。
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2019.1.4 |
百日 |
白侘助が、散った日。
儚さは、尊い。
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2019.1.2 |
新年 |
昨日とはまるで違う今日を、
ただ静かに過ごしている。
何をするでもない時間を、
息することの幸せを、
指先の冷たさとは真逆な、
もどかしいような叫びを。
剥がれていく記憶の破片が、
一筋の光となり、
遠い先に繋がりますよう、
真っ白な雪柳が静かに咲いた、
一年の始まり。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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